13-0勝利の裏で論争勃発…アメリカ女子FWが反論「ベストを尽くさないのは失礼」
ゲキサカ / 2019年6月13日 14時35分
フランスで開催中の女子ワールドカップで、タイ女子代表を13-0で下したアメリカ女子代表が論争の的となっているようだ。発端となったのは元カナダ女子代表選手がテレビ番組で行った批判。これに対し、アメリカ女子代表のエースストライカーが再反論を行う事態にまで発展している。
前回王者のアメリカ女子代表は11日に行われた女子W杯のグループリーグ第1節、タイ代表を相手に序盤からゴールを量産し、13-0という大量得点差で勝利を収めた。国際サッカー連盟(FIFA)によると、1試合13得点はW杯史上最多。また、エースのFWアレックス・モーガンが記録した1試合5得点も前人未到の記録となった。
ところが、そんなアメリカ女子代表が批判の矛先となった模様。カナダのテレビ局『TSNスポーツ』で番組に出演した元カナダ女子代表のケイリン・カイル氏(30)が「カナダ人としてそういったことを決して考えたことはなかった。私は失礼だと思うし、不名誉なことだと思う」と発言したのだ。
ここからSNSを中心に議論が過熱。この批判はゴールパフォーマンスに対してのものであり、大量得点に対するものではなかったようだが、ネット上ではさまざまな意見が入り乱れている。
またエースのモーガンは『ESPN』のインタビューに応じ、「私たちがベストを尽くさずに90分間プレーしたらそれは失礼なことだと思う。タイの選手たちも真剣にプレーしてほしかったはず」と反論。パフォーマンスについてもW杯初出場で初ゴールを挙げた選手を「祝福したいし、誇りに思う」と自身の立場を示している。
なお、発端となったカイル氏には殺害予告のようなメッセージも寄せられている様子。自身の公式ツイッター(@KaylynKyle)を通じて、自身の批判はゴールパフォーマンスに関するものだったとあらためて弁解したカイル氏は「誰もが意見を言うことが許されているけど、殺害脅迫はやめてください。もう大人だし、良い議論は好き。でも、そんなものは必要ないはず」と呼びかけている。
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