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“全国復帰”へあと1勝。水戸商が「らしく」繋いでサイド攻撃、大胆なシュートで鹿島に逆転勝ち!:茨城

ゲキサカ / 2019年6月15日 23時28分

 後半20分、水戸商は左タッチライン際でショートパスを出し入れして相手DFを引きつけると、MF佐川留菓(2年)からのパスを受けた左SB加藤大星(3年)が中に切れ込んで右足一閃。「しっかり足下にボール来たので冷静にシュートまで行こうと思って、最後は振り切りました」という一撃は右ポストを叩いて内側に跳ね返り、ゴールラインを越えた。準々決勝でもファインゴールを決めている加藤の会心の一撃に水戸商イレブンは喜びを爆発。雨中でも徹底したボールを繋ぐ部分とサイドからの崩し、そして大胆なシュートで勝ち越した。

 鹿島も気持ちの入ったプレーを続ける石毛を中心に反撃する。試合終盤はセットプレーを増やして水戸商のDF陣に圧力をかけた。だが、水戸商はゴール前での落ち着きが光る182cmCB大槻海偉主将(3年)を中心に跳ね返して決定打を打たせない。最後まで1点を守り抜いた水戸商が、決勝へ駒を進めた。

 近年はインターハイ、選手権ともに私学勢が茨城代表の座を独占。だが、4、5月の関東大会予選で水戸商は明秀日立、鹿島学園高の2強連破して頂点に返り咲いた。迎えたインターハイ予選でもメンバーの半数以上が中体連出身の“雑草軍団”が、堂々の決勝進出だ。

 全国切符を懸けた一戦は佐藤監督が「120パーセントでぶち当たらないと勝てない」という相手、明秀日立。大槻は「関東大会で明秀(日立)と(鹿島)学園、強豪と言われる2つに勝てたことがインターハイへの勢いにも繋がっている。DFラインしっかり作ってから攻撃に繋げる自分たちの形がしっかりとできていると思います。全国大会は一つの目標なので全員で一丸になって戦っていきたい」。かつてインターハイで全国制覇も経験している伝統校が全てをぶつけて、私学の壁を破る。 

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2019

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