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“PK戦要員”GK小野が5人目ストップ!韮崎が山梨2冠、30回目となるインターハイへ!

ゲキサカ / 2019年6月16日 23時30分

名門・韮崎高がPK戦を制し、30回目のインターハイへ

 16日、令和元年度全国高校総体(インターハイ)「感動は無限大 南部九州総体2019」サッカー競技(沖縄)山梨県予選決勝が行われ、韮崎高が6年ぶり30回目の全国大会出場を決めた。

 関東大会予選決勝と同カードとなった日本航空高との決勝は球際の非常に激しい戦いとなった。チーム力で戦い、関東大会予選に続く2冠を狙う韮崎は前半、右SB長澤新志(3年)やFW石原稜(3年)の仕掛けからゴール前のシーンを作り出す。

 一方の日本航空はハイサイドへの配球から反撃で押し返す。後半立ち上がりは韮崎MF佐野太亮(3年)がポスト直撃のシュートを打ち込み、左SB萩原大翔(2年)のスルーパスからMF真壁龍輝(2年)が決定機を迎える。だが、日本航空は3バックの中央に入ったDF篠原靖主将(3年)を中心に得点を許さない。

 そして、日本航空は後半半ば以降に前線の3人を入れ替えて勝負に出る。29分、中央突破したMF望月悠汰(3年)がGKと1対1となったが、韮崎GK保坂拓哉(2年)がビッグセーブ。日本航空もGK高橋剣(3年)のファインセーブを見せるなど両校ともに延長戦含めて無失点で終え、試合はPK戦へ突入した。

 両校ともにPK戦直前に“PK要員”のGKを投入。互いに4人ずつが成功して迎えた5人目、先攻・日本航空の5人目のキックを韮崎GK小野和真(2年)が右へ跳んでストップする。直後に韮崎の5人目、萩原が冷静に右足シュートを決めて決着。名門・韮崎が30回目の全国大会出場を決めた。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2019

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