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強風雨の中、延長戦決着となった茨城名門対決。明秀日立が立て続けの3年生投入から逆転勝ち!

ゲキサカ / 2019年6月18日 14時53分

 鹿島学園はここから攻撃カードを切り、もう一度パワーを持って勝ち越しを目指す。だが、明秀日立は中盤から3バックの左へ下りた石橋衛(2年)や石井が好守を見せたほか、DF鎌上翔平(3年)、DF高橋琉偉(3年)中心に踏ん張って得点を許さない。

 1-1のまま突入した延長戦の後半4分、明秀日立は左クロスのこぼれ球を拾った藤原が縦に割って入ったところでPKを獲得。これをキッカーの菊池が左足で中央へ蹴り込んで試合を引っくり返した。そのまま2-1で試合終了。激闘を制した明秀日立の選手たちはピッチを駆け回って勝利を喜んだ。

 法政大へ進学したCB高嶋修也ら昨年のメンバーに比べると、飛び抜けた選手はいない。それでも、萬場監督が「この学年の子たちは本当に一体感があって、サッカーを離れた時に良い子なので一体感は大きな武器だと思います」という明秀日立は一体となって今年2敗の鹿島学園に逆転勝ち。連覇に王手を懸けた。

 明秀日立は17年度の選手権でベスト8。昨年度は茨城3冠を達成し、インターハイでベスト16まで進出している。茨城の新たな名門、そして全国の強豪に近づきつつある中で迎えた今年、県新人戦は準優勝、関東大会予選も準決勝で敗退していた。大山は「(新たな名門という)その責任感というのは3年生も思って戦っていると思います。(チームとして)上がってきている時に全国出れなくて、落とすというわけにはいかない」。その意地、劣勢でも諦めずに戦い抜いた姿勢が白星を引き寄せた。

 2連覇まであと1勝。大山は「全員で優勝して、自分たちが夏に沖縄に行けるように、笑って終われるようにやりたい」と宣言した。関東大会予選準決勝で敗れている伝統校・水戸商にもリベンジして“今年も”、明秀日立が全国へ進出する。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2019

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