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[MOM2903]山梨学院MF平松柚佑(3年)_全国連覇逃した翌日、主将は背中であるべき姿示す

ゲキサカ / 2019年6月18日 23時9分

山梨学院高MF平松柚佑主将は選手権へ向けて切り替え、誰よりも声を発していた

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.16 インターハイ山梨県予選3位決定戦 山梨学院高 4-0 日大明誠高 中銀スタジアム]

 全国連覇を目指した夏は、まさかの県準決勝敗退。この日の3位決定戦へ向けて、山梨学院高の選手たちが、気持ちを切り替えるのは非常に難しかったはずだ。主将を務めるMF平松柚佑(3年)は昨晩、なかなか眠りにつくことができず、朝まで切り替えることができなかったと明かす。それでも主将は、3位決定戦で細かくチームメートに指示を出すなど、チームを引き締め、課題を試合の中で改善。そして誰よりも勝利を目指して戦っていた。

 空中戦で何度も相手に競り勝ち、味方と囲い込むようにボールを奪い取っていた。潰し役に徹していた昨年から、今年は攻撃面でも求められるものが増えているボランチはボールに絡み、スルーパスも。1-0の前半30分にはコンビネーションから最前線まで攻め上がってゴールも決めた。

 そして完封勝利に貢献。“こういう時”だからこそ、自分が背中で見せないといけない、という思いがあった。この日、山梨学院は2年生4人が先発。平松は「自分が背中で見せて、来年はオマエらが背中で見せろよというのを伝えていかないといけない」。今できることを全力でやり切るつもりだった。

 昨年、山梨学院は選手権予選で敗退したが、平松はその後切り替えてプリンスリーグ関東を戦う先輩たちの姿を見ている。「最後までやるというところを自分たちは見せてもらった」と平松。前日、敗退に誰より悔しい思いを持っていた平松だが、試合直後に勝者の韮崎高にエールを送り、この日は後輩たちに山梨学院の選手としてあるべき姿を背中で示した。

 強烈なキャプテンシーも注目の平松だが、選手権へ向けて、自分と同じような熱を持った選手を一人でも増やすことを目指していく考えだ。日本一を目指して山梨学院に入学してきた選手たちは、他校以上に高い意識を持っているだろう。それでも現状はまだまだ。自分の影響力も足りないと感じている。

「選手権ではみんながリーダーシップを取れるチームにしたい。ただ言うだけで変わるんだったら簡単。言うだけじゃなくて、自分が背中で見せたりすることが、まだまだ自分には足りないです。まずは自分がやること、背中で見せること、声を掛けて全員をやらせること」。仲間の力がなければ目標の日本一を勝ち取ることはできない。より一丸となって、強い気持ちを持って冬へ。そのために、自分ができることは何でもやる。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2019

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