負傷抱える中で攻守に奮闘した日体大柏DF伊藤主将、涙の交代と歓喜の抱擁
ゲキサカ / 2019年6月20日 8時55分
[6.19 インターハイ千葉県予選決勝 日体大柏高 4-3(延長)流通経済大柏高 千葉県総合スポーツセンター東総運動場]
前後半80分間を終え、延長戦突入前に交代した日体大柏高CB伊藤夕真主将(3年)は、ベンチで思うように動かない足を叩きながら悔しがっていた。遠い位置からでも確認することができた涙。後半アディショナルタイムに劇的なゴールで追いつき、これからという場面で主将は全国への思いを仲間たちに託すことになった。
伊藤は1点を追う後半終了間際、足を引きずりながら前線へ上がってパワープレー。その主将の思いを託された選手たちが、延長戦20分間を最後まで走り抜いた。とも最終ラインの中央で戦ったDF寺田一貴(3年)やDF池上裕隆(2年)、そして交代出場のDF山本悠真(2年)といったDF陣、GK渋井叶夢(3年)が奮闘。身体を張った守りで流経大柏に4点目を与えなかった。
「キャプテンとして最後までピッチに立てなかったのは悔しかったんですけれども、自分の代わりに出た選手が最後までやってくれて、10番の長崎陸が決めてくれた」と伊藤。試合後、応援席への挨拶、勝ちロコ後は仲間たちが次々と主将の下に駆け寄り、歓喜の抱擁を繰り返していた。
「どうしても酒井(直樹)監督や(総監督の)片野(慶輝)さんを全国大会に連れていってあげたいという気持ちがありました」と伊藤。優勝の瞬間こそピッチに立つことができなかったが、空中戦勝負を挑んでくる流通経済大柏高相手のエアバトルで何度も競り勝ち、精度の高いフィードや飛距離十分のロングスローを連発していた伊藤もこの試合のヒーローの一人だった。
次はインターハイ。「今年は個性の強い人がいっぱいいて、チームまとめるの大変なんですけれども、みんながチーム一丸となってくれているんで助かります」という仲間たちとともに、日体大柏にとって33年ぶりとなる全国に挑戦する。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2019
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