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ユーベ指揮官となったサッリ監督、「チェルシーからのステップアップ」

ゲキサカ / 2019年6月21日 21時19分

ユベントスの指揮官となったマウリツィオ・サッリ監督

 ユベントスの指揮官に就任したマウリツィオ・サッリ監督はチェルシーからの移籍を「ステップアップ」と表現した。20日、『ESPN』が伝えている。

 セリエAのナポリで実績を積み、2018年夏からチェルシーの指揮官となったサッリ。今季はプレミアリーグ初挑戦ながら奮闘し、リーグ3位とヨーロッパリーグ制覇を成し遂げた。しかしたった1年でイングランドの地から離れることとなり、母国へと返り咲いた。

 サッリ監督はイタリア王者の指揮官となり、「ここに至るまでの道のりは長かった」と振り返る。「セリエC2から始まり、B、A、プレミアリーグ、そしてユベントスだ。このチームに来れたことは特別なこと。イタリアで最高のチームなのだから」とその喜びを噛みしめた。

 また、チェルシーとユベントスを比較。「チェルシーは歴史という面で、ユベントスに劣っている。これは私にとってステップアップ」だと今回の移籍を自己評価している。

「クリスティアーノ・ロナウドを指揮できるのも最高だ。チェルシーでもすばらしい選手たちを指揮してきたが、彼は世界最高の選手だね。世界の舞台で達成可能な記録をすべて持っている男だ。私としては彼がさらに記録を破れるよう手助けしていきたい」

 元銀行員という異色のキャリアを持つ新指揮官は、周囲からの疑惑の目にも慣れているようだ。

「セリエCで監督になったとき、みんなが疑いの眼差しを向けてきた。それはエンポリでもナポリでもチェルシーでも同じだった。ようやくユベントスまでやってきた。以前よりはそういう目で見られることも少ないと思うがね。勝ち続ける以外に、そういう疑いの眼差しを消し去る方法を私は知らない」
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