1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

トルコ遠征中のブラサカ日本代表が黒田、川村のハットトリックでルーマニアに快勝。本日夜にスペイン戦

ゲキサカ / 2019年6月24日 15時8分

3点目を狙う黒田智成(背番号11の選手、提供:日本ブラインドサッカー協会)

【アンカラカップ】(トルコ)
[グループリーグ第1戦 日本代表6-0ルーマニア代表]
得点者
黒田智成(前半6分、後半9分、11分)
川村怜(後半1分、6分、12分)

 ブラインドサッカー男子日本代表が現地時間21日、初戦でルーマニア代表と戦い、昨日23時に初戦をむかえ、ルーマニアと対戦。前半6分、黒田智成の先制ゴールを皮切りに、主将の川村怜も続き、2人がともにハットトリックを達成する活躍で6-0と快勝した。黒田の代表戦でのゴールは、昨年3月のワールドグランプリ(WGP)、イングランド戦以来、約1年3か月ぶり。黒田は今年3月のWGPでは、左足付け根を痛めながら守備で献身的に奮闘した分、期待された得点はできなかったが、長いトンネルを抜ける一撃がチームに勢いをもたらした。

 19日の夜に日本を出発し、時差ボケもある中での快勝にも川村主将は冷静だった。

「初めて戦う相手ということもあり、不安要素はあった。早い時間帯に得点できたことで選手交代や戦術なども自分たちの狙い通りに出来、相手に合わせることなく自分たちのスタイルを貫くことができました。3点取れたことは良かったが、自分自身としてはもっと取れたなという感覚があります」

 出発前の公式発表では21日の初戦はスペイン代表Bと対戦予定だったが、スペイン代表が移動飛行機のトラブルにより到着できず、急きょ、相手が変更になるドタバタぶり。高田敏志監督は出発前、「大会の開催場所も直前で変わったりしているので、現地で何が起きてもおかしくない、と思って行きますよ」と言っていた通り、落ち着いて対応。3月のWGP以降、3か月ぶりの実戦ということも考慮に入れて、初戦でGK以外のフィールドプレーヤー(FP)を全員ピッチに立たせた。

「立ち上がりは相手との距離感、パスのタイミング、シュートを打つ時の距離など久々のゲームの影響が見られたが、ゲームの中で徐々に改善し攻守に渡り日本のペースで試合を進めることができた。雨の影響でボールが滑るピッチコンディションであったが攻撃のバリエーションでは、トレーニング通りのプレーが見られ、多くのシュートチャンスを作ることが出来ました。FPが全員出場しそれぞれの長所をアピール出来たことはとてもポジティブに捉えていて、明日からのゲームに繋がる内容だった」

 本日夜にスペイン代表A戦に挑む。WGPの3位決定戦で敗れ、メダルに届かなかった因縁の相手とにリベンジマッチだ。川村の言葉に力がこもった。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください