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「3点くらい決めるチャンスあった」先制点にも言葉少な…中島翔哉は肩を落とす

ゲキサカ / 2019年6月25日 13時42分

先制点を決めたMF中島翔哉だが、追加点を取れなかったことを悔やんだ

[6.24 コパ・アメリカGL第3節 日本1-1エクアドル ベロオリゾンテ]

 リードを守れなかったことより、追加点を決められなかったことが悔しかった。3試合連続の先発となった日本代表MF中島翔哉(アルドゥハイル)は前半15分にFW岡崎慎司のフリーランニングから生まれたこぼれ球を無人のゴールに蹴り込んで先制点を奪ったが、1-1に追いつかれたあとの好機を決められず、ドローで90分が終了。決勝トーナメント進出の夢が絶たれた。

「結果はもちろん全員悔しいと思うし、僕もすごく悔しい。決勝トーナメントでブラジルと(対戦)できなかったことがすごく悔しい」。力なくそう言った。

 先制点の場面について聞かれても「良い形でチャンスになって、たまたま自分のところにボールが来て。得点シーンに関しては良かったです」と言葉少な。試合終了間際にMF久保建英の折り返しからゴール正面で右足を振り抜いたシーンに関しては「単純に自分自身の技術不足。狙ったところはあったし、迷ったということはない」と肩を落とした。

「個人的には1点だけではなく、2点、3点取ることをいつも考えているので、それができなくてすごく残念。チャンスがあったので、そこで決められなかったのがすごく悔しいです」。歯噛みするような言葉が続くが、プレー面では成長した部分もあった。連携プレーが増え、攻撃のバリエーションが増えたことだ。

「連携の部分は前の2試合よりも良かったと思うし、日を追うごとに良くなっている。ドリブル以外の選択肢でも、いろいろなアイデアを出せるようになっている」と少なからず前進はしている。

「3点くらい決めるチャンスがあったので、そこで決められるように次はやっていきたい」。個の打開力はコパ・アメリカでも十分に通用した。ボールを持てばマーカーが2人、3人と付いてきた。「とにかく楽しんで、全力で一生懸命サッカーをやって、毎日毎日成長していくことが大事」。この悔しさを次につなげる。

(取材・文 矢内由美子)
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