チリ、“不運連鎖”も3連覇へ大きく前進!PK戦の末にコロンビア撃破
ゲキサカ / 2019年6月29日 10時48分
[6.29 コパ・アメリカ準々決勝 コロンビア0-0(PK4-5)チリ]
コパ・アメリカ準々決勝が28日に行われ、チリ代表が0-0で突入したPK戦の末にコロンビア代表をPK5-4で下して、3大会連続ベスト4入りを果たした。準決勝は7月4日に行われ、ウルグアイ対ペルーの勝者と対戦する。
アルゼンチンを抑えてグループBで首位突破を果たしたコロンビアは、23日のパラグアイ戦(1-0)からMFファン・クアドラードとFWラダメル・ファルカオを除く9人を変更。MFハメス・ロドリゲスら主力が先発復帰した。
日本も所属したグループCで2位だったチリは、24日のウルグアイ戦(0-1)から4人を変更。DFマウリシオ・イスラとDFジャン・ボセジュール、MFアルトゥーロ・ビダル、MFホセ・ペドロ・フエンサリダが先発に名を連ねた。
試合は日本時間午前8時キックオフを予定していたが、チリの選手たちを乗せたバスが交通渋滞に巻き込まれ、20分遅れでキックオフ。入りが良かったのはコロンビアだったが、徐々に流れを引き寄せたチリに決定機が訪れる。
前半15分、左サイドでパスを受けたFWアレクシス・サンチェスを追い越したボセジュールがグラウンダーのクロスを送ると、DFダビンソン・サンチェスに当たってこぼれたボールをMFチャルレス・アランギスが押し込む。しかし、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の助言があり、サンチェスの時点でオフサイドだったと判定され、得点は認められなかった。
一触即発のシーンもあるなど、白熱の一戦となっているが、得点がなかなか動かず均衡した状況が続く。そんな中、後半27分にチリが再びゴールネットを揺らす。右クロスをPA左で受けたサンチェスが浮き球パスを送り、DFギジェルモ・マリパンが胸で落としたボールをビダルが左足でシュートを放つ。これがゴールに吸い込まれたが、VAR介入によりマリパンのハンドと判定され、またも得点を取り消された。
試合は90分間で決着がつかず、延長戦なしでPK戦に突入。ともに4人目まで全員成功したが、先攻コロンビア5人目のDFウィリアム・テシージョがゴール左に外すと、チリ5人目のサンチェスが冷静に流し込んで勝負あり。渋滞でパス到着が遅れ、2度のゴール取り消しにあったチリがPK5-4で3連覇へ大きく前進した。
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