0-1惜敗の桐蔭横浜大、FC東京とは「大きな差」「違う部分は多々あった」
ゲキサカ / 2019年7月4日 7時30分
[7.3 天皇杯2回戦 FC東京1-0桐蔭横浜大 味スタ]
最終ラインからの組み立てでは何度も相手の逆を取り、終盤の猛攻ではプロ選手たちを押し込む力強さを見せた。しかし、欲しかった1点は最後の最後まで遠かった。桐蔭横浜大DF眞鍋旭輝主将(4年=大津高)は0-1での敗戦に「小さな差だけど、そこには大きな差があった」と悔しそうに語った。
天皇杯2回戦の相手はJ1リーグ首位をひた走るFC東京。リーグ戦とは大幅にメンバーを入れ替えてきたとはいえ、主力の日本代表MF橋本拳人が中央を固め、MF大森晃太郎やDF丹羽大輝といった経験豊富な選手も先発に名を連ねた。それでも、勇敢に試合に入った大学生チームは立ち上がりから相手を苦しめた。
「後ろからのビルドアップは普段どおりできた」と振り返ったのはセンターバックの眞鍋。DF遠藤凌(3年=浦和ユース)との小気味良いパス交換により、相手のプレッシングは深く入り込めず、ダブルボランチのMF杉山雄太(4年=札幌U-18)とMF橘田健人(3年=神村学園高)も効果的にパス回しに参加。時折入る縦パスでは相手のファウルも誘った。
すると前半17分、効果的なサイド攻撃からFW滝沢昂司(4年=桐生一高)、FW下村司(4年=市立船橋高)が立て続けに決定機。また同25分には杉山の左コーナーキックに眞鍋が飛び込み、これもゴールマウスをわずかにかすめた。その後もMF鳥海芳樹(3年=桐光学園高)がロングドリブルから可能性のある攻撃を見せていた。
しかし、最後の精度が足りない。「前に進んだ時のクオリティーが低く、ダラダラ行ってしまったところがあった」(眞鍋)。そうした入った後半5分、右サイドのスローインから個人のところで崩されて失点。主将は「自分たちは切り替えや奪われた瞬間に一喜一憂してしまった」と課題を指摘した。
もっとも、終盤はFC東京がFW永井謙佑、DF小川諒也といった主力選手を投入してくる中、一方的に主導権を握った。川崎F内定のMFイサカ・ゼイン(4年=桐光学園高)が徐々に存在感を高め、サイドバックのDF浅野嵩人(3年=瀬戸内高)、DF岩下航(3年=前橋育英高)も攻め上がっての厚みのある攻撃を繰り広げた。
それでも、後半45分には途中出場FW{{寺沼星文(1年=FCトリプレッタユース)の決定的なシュートがゴールネットを揺らせず。最後まで決定機を活かせなかった。「最後の質を追い求めないと強くはなれないと感じた」(眞鍋)。0-1の惜敗とはいえ、そうした課題が表れた90分間となった。
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