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ともに巻き返し期す大宮U18vs清水ユースはいずれも“半歩前進”の0-0ドロー

ゲキサカ / 2019年7月6日 23時40分

 だが、大宮はこの日先発復帰したGK久保賢也(3年)が的確なポジションニングから好セーブを連発。そして、カウンターから新井が抜け出すようなシーンも作った。ただし、清水もトップチームに合流して自信をつけているというノリエガがヘディング、1対1の強さを発揮。また、平岡監督が「(試合を決める仕事が必要だが、それでも)最高に良かった」と評した10番MF五十嵐海斗(3年)やU-17日本代表MF成岡輝瑠(2年)が運動量を発揮し、セカンドボールを拾って攻撃に結びつける。

 大宮は終了間際に左サイドから鮮やかな崩し。中盤で技術の高さを見せていたMF瀬良俊太(3年)のスルーパスで抜け出した交代出場FW山崎倫(1年)が切り返しから左足を振り抜く。DFに当たってゴール方向へ飛んだが、清水DF鈴木がゴールライン手前でクリア。逆に清水も47分に青島太がカットインから左足シュートを放ったがクロスバーを叩き、0-0で試合終了を迎えた。

 清水にボールを動かされ続けた大宮だが、選手たちは足を攣らせるまで全力疾走。大宮の丹野監督は90分間体力をコントロールすることも必要と語った上で、「年間通してこういうゲームもあると思う。耐える体力やメンタリティーというのはきょうのゲームは出せたのかなと思います」と評し、清水の平岡監督も交代選手含めて走り抜いた相手を讃えていた。

 昇格1年目の大宮は第6節まで3勝2分1敗と好発進も、「もっと上にいけるんじゃないかという隙があった」(丹野監督)というチームは、過去2試合で6失点を喫して2連敗。それでも、気持ちを引き締めて臨んだこの試合は最後まで集中し、無失点で戦い抜いた。指揮官は相手コートでボールを動かす部分など課題に上げた一方で、最後までゼロで守り抜いたこの試合を「価値ある引き分け」としていた。

 一方、前評判の高い清水は、過去2試合ともに終了間際の失点によって勝ち点を落としていたが、こちらも課題を改善して無失点。平岡監督は「ゼロで抑えられたのは収穫。(3バックは) 思っていたよりも及第点を与えられた」と話した一方で「(崩しの部分の)質・精度をトレーニングしていきたい」とコメントしていた。ともに満足の試合ではなかったが、今後へ向けて“半歩前進”。次節、中断前最後の一戦を勝利し、日本一を狙うクラブユース選手権に臨む。

(取材・文 吉田太郎)●高円宮杯プレミアリーグ2019特集

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