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後半ATの左足シュートはクロスバー直撃。清水ユースMF青島太一「惜しいじゃ、意味ないです」

ゲキサカ / 2019年7月7日 7時56分

清水エスパルスユースMF青島太一はチャンスメークを続けたが…

[7.6 高円宮杯プレミアリーグEAST第9節 大宮U-18 0-0 清水ユース NACK]

 0-0で迎えた後半アディショナルタイム2分、清水エスパルスユースMF青島太一(3年)が右サイドからカットイン。そして、相手DFのチャージにバランスを崩しながらも強引に左足を振り抜いた。

 ボールはGKの頭上を越えてゴール方向へ向かったが、クロスバーをヒットして枠上へ。試合終了間際の時間帯にビッグプレーを見せたが、青島は「入っていないので。惜しいじゃ、意味ないです」と首を振っていた。

 清水は前半からボールを握り、後半はサイドから迫力のある攻撃などでゴール前のシーンを増やした。その中で青島はボールを引き出す上手さやドリブル、正確なプレースキックによって最も得点の予感を漂わせていた。

 だが、チームは無得点。平岡宏章監督はゴール前でのもうひと工夫を選手たちに求め、青島も「(アーリークロスが増えていたが)もう一個相手の守備崩せば、自分たちのゴールに繋がる。もう一個入り込むというところを練習していかないといけない」と課題を口にした。

 青島はこの日、ライバルの前で結果を残すことを目指していた。対戦した大宮U18のMF高田颯也(3年)は自分と同じドリブラー。年代別日本代表常連の高田に対し、青島はU-18Jリーグ選抜歴を持っているものの、年代別日本代表には選ばれていない。負けたくない相手との直接対決だった。

 だが、試合後は「高田颯也が持った時は全部チャンスになったり、(彼は)攻撃に絶対にアクセントをつけられる選手だったので、自分ももっとゴール前で怖い選手になってチームを勝たせられる選手になりたい」。とコメント。得意のドリブルだけではなく、身体の強さやプレーの質、決定力も磨いて代表入りへのライバルに追いつき、上回る。

(取材・文 吉田太郎)●高円宮杯プレミアリーグ2019特集

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