トップでもユースでも変わらぬ姿勢。柏U-18のU-18代表候補FW細谷が背中でチーム牽引し、先制点
ゲキサカ / 2019年7月8日 18時34分
[7.7 高円宮杯プレミアリーグEAST第9節 流通経済大柏高 2-2 柏U-18 流通経済大柏高]
柏レイソルU-18はすでにJ2で4試合に出場しているU-18日本代表候補FW細谷真大(3年)が先制点を決めた。後半24分、MF田村蒼生(2年)が自陣からDF3人をかわして前進。右中間でスルーパスを引き出した細谷は、飛び出してきたGKの股間を狙うシュートでスコアを動かした。
「(田村)蒼生が中央突破して良いタイミングで裏に出してくれたので、ああいう形になるとGKの股が空いてくるので、そこへ上手く流し込めたと思います。(GKが)出てきたのが見えたので、股の間が絶対に開くだろうなと思いましたし、仕留められて良かったです」と細谷。ゴールだけでなく、守備面で最後の一歩まで足を伸ばして相手DFやGKにプレッシャーをかけたり、抜け出しを繰り返して決定的なクロスを上げるなど、トップチームで戦うFWは堂々のプレーを見せていた。
普段はトップチームでトレーニングし、週末にメンバー外になった際はU-18チームでプレーするという状況だ。トップチームではコンマ何秒の判断の速さや精度、怠らずに守備をすることが求められる。U-18チームに来たからと言って緩める訳にはいかない。
山中真監督は、U-18チームでも向上心を持ってプレーする彼のマジメな姿勢を評価。本人はその評価を伝え聞くと照れ笑いしていたが、「トップで練習してユースで抜くのは自分としても許せない。ユースでも100パーセントでやっていかないと今後の自分のためにはならない。積極的にやっていきたい」とトップ、U-18チーム関係なく100パーセントでプレーし続けることを誓った。
6得点でプレミアリーグEAST得点ランキング首位の細谷は、7日から開催されているU-18日本代表候補合宿に合流。自身初の代表チームでアピールを目指す。「自分がどれだけやれるのか試せる機会ですし、これから残っていくために大事な合宿だと思うので、しっかりと結果を残していきたいですね」。得点だけでなく守備でチームを助けることも注目FWの目標。今年、飛躍を続けている細谷が、代表チームでも成長を続けながら這い上がっていく。
(取材・文 吉田太郎)●高円宮杯プレミアリーグ2019特集
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