[MOM2913]尚志DF瀬齊駿登(2年)_スーパークリアなど好守、強豪からの勝ち点1奪取に貢献
ゲキサカ / 2019年7月9日 10時50分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.7 高円宮杯プレミアリーグEAST第9節 浦和ユース 1-1 尚志高 浦和駒場]
アウェーで“格上”浦和ユースから勝ち点1奪取。大半の時間帯でボールを支配されながらも引き分けに持ち込んだ尚志高は、守備陣の奮闘が大きかった。特に仲村浩二監督は最終ラインでインターセプトやシュートブロックを続けていた180cmCB瀬齊駿登(2年)を評価。瀬齊はCB中川路功多(3年)やMF渡邉光陽(2年)のサポートを受けながら良く役割を果たし、スーパークリアでもチームを救った。
「間に落ちてきた選手に厳しく行ったり、クロスや最後のシュートまでしっかり身体投げ出したりすることを意識しました」と瀬齊。この日は攻められている時間が長く、後半は相手のスピードある選手たちの突破に苦しめられた。
それでも、PAに入ってくる選手を厳しくチェック。最後の一歩まで足を出してクロスやシュートを身体に当てようとしていた。また、1-1の後半15分にはクロスに思い切って飛び出したGK鈴木康洋(3年)の後方をカバーする。こぼれ球から打たれたシュートをゴールラインすれすれでクリア。ビッグプレーでピンチを凌いだ瀬齊は、その後も危ないシーンを作られながらも粘り強く守り抜いた。
プレミアリーグ序盤戦は先発に名を連ねていたが、中川路復帰とともに控えに。だが、「ヘディングが武器なので、そこは自主練でもっと練習して強くなって奪おうとしてきました」というCBは、前節から先発の座を取り戻し、CBからボランチへと回った渡邉や中川路とともに堅守を発揮している。
初めて経験するプレミアリーグは前期が終了。「簡単にシュートを打たせてしまうと普通に点が入ってしまう」ような相手との試合で自身の成長も実感している。得意のヘディングなど通用していると感じているが、「第2の武器か何かを身につけていきたい。セットプレーとかで全然点とか獲れていないので突き詰めていきたい」ともう一段階成長することが目標。キックなどをより磨いて、よりチームの勝利に貢献できるCBを目指す。
憧れの存在はオランダ代表CBマタイス・デ・リフト。期待の2年生CBは欧州CLでもヘディング弾を決めていたデ・リフトのように、ゴールを奪い、守れるCBになる。
(取材・文 吉田太郎)●高円宮杯プレミアリーグ2019特集
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