U-18代表候補MF武田が“青森山田の激しさ、走る部分”発揮して1得点。バイロンとの直接対決は「絶対に勝ちます」
ゲキサカ / 2019年7月9日 22時34分
10日に練習試合で対戦するいわきFCの先Fバスケス・バイロンからは「楽しみだな」とLINEが届いているという。青森山田高のチームメートとして選手権日本一を勝ち取り、日本高校選抜でもともにプレーした先輩からのメッセージ。それに対してU-18日本代表候補のMF武田英寿(青森山田高、浦和内定)は、「絶対に勝ちます」とクールに言い切った。
U-18日本代表候補合宿に参加中の武田はこの日、巴戦形式で行われた30分×3本のゲームで1、3本目に出場。1本目、ボランチとしてチームを落ち着かせていた武田は3本目に右SHとしてプレーし、勝利を決めるゴールを奪った。
17分、左サイドからエンドライン際まで斜めに切れ込んだMF高田颯也(大宮U-18)のクロスをファーサイドから走り込んで左足ダイレクトでシュート。これがゴール左隅を破り、決勝点となった。
武田は来季の浦和入りを決めてから初の代表チーム合流。「楽しみでしたし、その中でも山田でやってきた激しさだったり、走るところは人よりは絶対にやろうと決めていて、それでクロスにも入れて点を決められたので良かったです」と笑みを見せた。
高校世代を代表するレフティーと評され、技術面で高い評価を得ている武田だが、「(代表チームでは)上手さだったら他に上手い選手がいると思うので、走る部分で負けないようにやろうと思っていました」。自分の力を冷静に分析した上で、青森山田で培われた部分で勝負。そして、今年に入ってから意識しているというシュートで結果を残した。
「今年に入ってから自分が点獲ってやるという気持ちでやっているんで、多少難しい体勢だったり、遠くてもミドルだったり狙っている」と武田。PKも含めての数字だが、チームではトップ下というポジションながらプレミアリーグEASTで5得点を奪い、得点ランキング2位タイにつけている。自信を掴んできているシュートの部分でも貪欲にアピールしていくつもりだ。
6月に進路が決まり、キャプテンとして青森山田でのプレーに集中。年代別日本代表の活動にも今まで以上に気持ちを入れて取り組むことができている。青森山田、代表チームでの活躍を浦和のサポーターたちも注目するだろう。その中で、「自分が頑張れば、自ずと評価されると思う」と語るレフティーがその頑張りを結果に結びつける。
(取材・文 吉田太郎)
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