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U-17ボスニア・ヘルツェゴビナ代表に快勝も、U-17日本代表はゴール前の質欠く。指揮官「全く満足の行く結果ではない」

ゲキサカ / 2019年7月15日 10時10分

 それでも、森山監督が「前半の終わり7分前くらいから、一個奥に(ボールが)入って2列目が絡んで3人目が、というところが増えだした」という時間帯から、攻撃に連動性が出てチャンスを量産。37分にカウンターから中野瑠が迎えた決定機は仕留めることができなかったものの、後半開始から中野瑠に代わってピッチに入ったMF三戸舜介(JFAアカデミー福島U-18)が、縦横無尽の動きを見せるなど決定機の数を増やす。

 そして後半10分、中野桂の右CKを唐山が競り合い、ファーへ抜けたボールを村上が右足ダイレクトでゴールに蹴り込む。これで3-0。15分には終始安定していた鈴木と半田に代えて右SB畑大雅(市立船橋高)とCB横川旦陽(湘南U-18)を投入。26分には唐山、武内に代えてFW杉浦力斗(興國高)と左MF 相良竜之介(鳥栖U-18)をピッチへ送り出す。

 GKヒルのファインセーブなどによって3点差を維持。田中、山内が切り替えの速い守備でボールを奪い返していた日本は、三戸のスペースへの動きや中野桂のラストパスなどからゴール前のシーンを量産する。

 ただし、フィニッシュの質を欠いていた日本は、35分に山内をMF成岡輝瑠(清水ユース)に代えたあとも追加点を奪えない。終盤はゴール前で数的優位を作りながらもシュートをGKに当ててしまうなど、3-0のまま試合終了。森山監督は「ハーフタイムで(選手同士の)アングルとかお互いのかかわりの中でコンビネーションのところを確認して、後半は面白かったけれどネットが揺れなかった。ネットを揺らせるところで揺らせずというのは、全く満足の行く結果ではない」と首を振っていた。

 前日のメキシコ戦も、相手の圧力のある守備を掻い潜ってゴール前のシーンを増やしたが、2点目を決めきることができなかった。守備ではほぼ相手にチャンスを作らせていなかったものの、消極的なバックパスが続いたところで奪われて追いつかれ、相手のパワープレーに屈する形で逆転負け。半田は「(試合を優勢に進めていたが)でも勝ったのはメキシコだったので、集中しないといけないところでもっとみんなで声をかけないといけないと思います。(また)もう少し相手を引っくり返したりできたらと思います」。この日はリスクを管理しながら無失点に抑えた一方、決定力の部分が引き続き課題となっている。

 森山監督はその打開策として、よりゴール前で2対1や3対1を作るくらいまでに質を上げること、そしてゴール前の回数を増やすことを求める。グループリーグで欧州王者・オランダとアメリカ、セネガルと対戦するU-17ワールドカップまであと3か月半。今回課題を実感している選手たちを中心に、今後合流する選手たちも共通意識を持って取り組み、世界での得点数向上を目指す。

(取材・文 吉田太郎)

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