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[MOM2917]仙台ユースDF佐々木勇輔(3年)_左サイドハーフ転向で武器のクロスが脅威に

ゲキサカ / 2019年7月22日 22時7分

ベガルタ仙台ユースの佐々木勇輔は左SHのポジションで躍動

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.22 日本クラブユース選手権U-18大会C組第2節 仙台ユース 2-2 大分U-18 前橋フC]

 今シーズン開幕後、なかなかプリンスリーグ東北では先発出場できず苦しみ続けたベガルタ仙台ユースDF佐々木勇輔(3年)。そのような状況の中、壱岐友輔監督は「サイドバックもサイドハーフもできるとプレーの幅が広がる」と6月末のプリンスリーグ東北再開後から、佐々木を本職の左SBではなく、1列前の左SHで起用し始めた。

 すると、7月6日の学法石川高戦では左サイドからの精度の高いクロスボールを連発し、3得点全てをクロスでアシストする活躍を見せた。「サイドバックより高い位置で仕掛けられて、自分の特長であるクロスを生かせるのでやりやすい」と佐々木は確かな手応えを得ていた。

 今大会も左SHで出場し、初戦の鳥取U-18戦でも1アシスト。そして、この日の大分U-18戦も後半25分に「自分の特長はクロスなので、そのタイミングでカウンターになった時、自分が走って相手の背後を突きに行って、自分が何とかして追いつこうと思っていました。それがゴールにつながったのは良かったと思います」と放ったクロスがPA内での相手ハンドを誘発した。PKでの同点ゴールにつなげ、チームに大きく貢献。武器であるクロスは全国大会でも対戦相手の脅威となっている。

「次の相手は関東の強いチームですが、絶対勝ってノックアウトステージに行きたい」と意気込む。新たなポジションで輝きを放ち始めた佐々木は、今やチームのキーマンとなりつつある。
 
(取材・文 小林健志)●第43回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会

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