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西京の番狂わせと快進撃支える小さなGK恒富の大きな存在感

ゲキサカ / 2019年7月27日 21時17分

「GKが緩いことを言ったら、チームの雰囲気は一気に悪くなる。僕が後ろで見ている限り、フィールドの人が分かっていても、再確認をしっかりするのがGKの務め。そこは意識しています」

 他にも本人が一番こだわっている「飛ぶタイミング」や、ビルドアップ、キックなど彼の強みはいくつもある。 

 PK戦は5本すべてを成功した西京に対し、日章学園の3人目がシュートをバーに当てたことで決着した。本人は「止めてこそGKかなと思うので、止めたかった」と悔い口にする。しかしそんな5本の中にも、恒富の存在感は見て取れた。

 まず「眼力」だ。恒富は説明する。
「相手の選手はPKのとき、僕の目線を見る。僕は『来いや』『止めてやる』と言う目線をしました」

 先輩GKからの教えもあり、彼はPKの場面で相手GKから決して目を逸らさない。じっと相手を視線で刺し、精神的な先手を取ろうとする。

「相手の身体の向きを意識した」という観察力も確かで、PK戦は5本中4本でシュート方向への反応に成功。シュートがギリギリを突いたためストップはできなかったが、続くキッカーが警戒感を高めるには十分だった。守護神はそうやって日章学園のキッカーに圧力をかけていた。

 西京は3年ぶり5回目のインターハイ出場で、過去最高成績はベスト16。そんなチームの番狂わせと快進撃を支えているのが、小さなGKの大きな存在感だ。

(取材・文 大島和人)●【特設】高校総体2019

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