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[MOM2934]北越FW庄内碧(3年)_県予選決勝の再現。「得意な形」で値千金のカウンターゴール!

ゲキサカ / 2019年7月28日 5時23分

決勝点を決めた庄内碧(写真協力=高校サッカー年鑑)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.27 総体2回戦 那覇西高0-1北越高 黄金森公園陸]

「彼はあの形で1対1になれば決め切る力があるので、あの形になった時に“あ、これは入ったな”と思いました」と北越高(新潟)の荒瀬陽介監督が信頼を寄せるのは、この試合で決勝点を挙げたFW庄内碧(3年)のことだ。

 本人も1対1には自信を持っている。「自主練でいつも1対1の練習をやりますし、左サイドでもよくするのですが、成功する場面がいっぱいあるので得意な形でした。今回の総体の県予選の決勝でも同じような形からゴールしていました」と胸を張る。

 後半8分、那覇西高(沖縄1)が迎えた決定機。庄内はそのシーンの時、「入った…」と覚悟したという。しかしGK平山颯太(2年)が守ってくれた。

「ピンチの後にはチャンスが来るという話もよくしたいるので」。すぐに切り替えた庄内。ボールを受け、得意の形で相手を一人かわす。追ってくるDFを背中に感じながら長い距離をドリブル。それでも落ち着いてGKを見ていた。左サイドからファー側、ゴール右に正確なキックを蹴り込んだ。

「結構カウンターで決めているのでチームの武器になっていると思います」

 那覇西の攻撃は上手かったという。「守備をどうしていくかが難しくて。前半はFWが自分たちの判断でプレスに行っていた。でも後半は、後ろからの声を聞いてプレスをかけにいくところを決めました。前半できなかったことを後半改善できたのがよかったと思います」と喜んだ。

 ずっと練習を重ねてきた成果と、試合中での柔軟な対応と。この総体で自信を得ていることは間違いない。「次にプレミアリーグEAST1位の青森山田とできるのはワクワクします。全国トップレベルのチームとやることで自分の力も上がる気がします」。成長の夏はまだ終わらない。

(取材・文 伊藤亮)●【特設】高校総体2019
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