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[MOM2942]富山一DF牧野奏太(3年)_強い責任感でトミイチの堅守支える“陰”のキーマン

ゲキサカ / 2019年7月30日 19時11分

富山一高DF牧野奏太(左)は安定した守備で勝利に貢献。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.30 総体準々決勝 徳島市立高 1-3 富山一高 金武町フットボールセンター]
 
 富山一高は初の4強入り。FW鈴木崚加(3年)とFW碓井聖生(3年)の2トップの力強い動きなどが印象的だったが、加納靖典コーチはDF吉藤廉(3年)やDF牧野奏太(3年)ら後方を支える選手たちの存在の大きさを口にする。

「特に牧野はカバーリングや攻撃参加のところも行けている」と加納コーチ。5バックの中央に構え、クレバーな動きで守備範囲広く守る牧野は、チームにとって欠かせない存在だ。この日、出足の速い守備を続けた富山一が徳島市立高に許したシュートはわずか2本。牧野は「チームにとって貢献できていない。まだまだなので」と謙虚に話すが、その動き、チームを鼓舞・統率する声は非常に効いていた。

「しっかり頭使って、声かけて体張ってやることを意識しています。チームのために、陰の役割をやっていこうと思っている」

 自分が目立たなくてもチームがバランスを保ち、失点せずに勝てればいい。一方で持ち続けているのは、“自分がやられたら、チームもやられる”という責任感だ。「自分のところで絶対にやらせないと決めている。自分のところでやられたらダメ。しっかり止めて、(周囲に)確認させようと考えています。自分が負けたら終わると思っているので、自分は絶対に負けたくない」と力を込めた。

 元々はボランチやシャドー、SBを務めていた万能型プレーヤー。最高学年になってから最終ラインの中央に入るようになった。コンバート時は驚きもあったというが、現在はDFの楽しさを感じながら成長し、堅守の中心となっている。

 準決勝の対戦相手は鹿島内定FW染野唯月(3年)擁する尚志高(福島)。「凄い楽しみです。どれだけ通用するのか。自分たちの目標は日本一なので勝って決勝にいきたい」と語るDFが、仲間たちとともに相手の強力攻撃陣を止めて、ファイナルへの切符を勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2019

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