思い出の地・西が丘に帰還、鳥栖U-18の長身FW田中禅「僕たちは優勝するチームの雰囲気を経験している」
ゲキサカ / 2019年7月30日 19時40分
[7.29 日本クラブユース選手権U-18大会準決勝 鳥栖U-18 2-1 横浜FMユース 味フィ西]
攻撃陣が代わる代わるに投入される中、サガン鳥栖U-18のFW田中禅(2年)は最後まで最前線の持ち場を任された。1年半前、中学2冠を果たした思い出の地・西が丘で掴んだファイナル進出の栄誉。31日の決勝戦では「サガン鳥栖らしく走って、自分がゴールを決めて勝ちたい」とあの日の再現を狙っていく。
は2017年、日本クラブユース選手権(U-15)大会、高円宮杯(U-15)大会という夏冬の2大タイトルを制し、全年代を通じてクラブ史上初の全国優勝を果たした。当時の最高学年だったのが現在の高校2年生。田中はエースストライカーとして、長身を活かしたプレーで攻撃を牽引していた。
中学生活の集大成となった12月の高円宮杯は準決勝、決勝が味の素フィールド西が丘での開催。田中は準決勝の清水エスパルスジュニアユース戦で決勝ヘッドをたたき込むと、決勝のFC東京U-15深川戦でも先制ゴールを決めており、「良いイメージ」は今も色あせない。
そうして乗り込んだ1年半ぶりの西が丘セミファイナル、田中は4-2-3-1の1トップとして先発出場すると、ポストプレーや決定的なシュートで持ち味を見せた。ゴールこそ決められなかったものの、「最後まで守備で相手を追いかけて、クリアボールをマイボールにして時間を作る」という役割を完遂。タイムアップの笛をピッチの上で聞いた。
いよいよ頂点まであと一つ。「僕たちは優勝するチームの雰囲気を経験しているので、チームの雰囲気が下がっていたら『あの時とは違う』と感じ取れる。それを3年生に伝えて、ミーティングなどで活かしてきた」。頂点の味を知る背番号17は「決勝はみんなの注目が集まり、人も集まってくると思うけど、決勝を戦うのではなく対戦相手と戦う気持ちでサガン鳥栖らしく走って、自分がゴールを決めた勝ちたい」と意気込んだ。
(取材・文 竹内達也)●第43回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会
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