森保監督、日本がコパ・アメリカに「“絶対に”参加したほうがいい」理由語る
ゲキサカ / 2019年7月31日 22時24分
日本代表を率いる森保一監督が、手記『一心一意、一心一向 - MORIYASU Hajime MEMO -』を更新。今夏参戦したコパ・アメリカを振り返った。
東京五輪世代中心で臨んだ森保ジャパンは、チリとの初戦を0-4で落とし、その後ウルグアイ(2-2)、エクアドル(1-1)に善戦して2試合連続ドローとなったが、2分1敗のグループ3位で敗退となった。
森保監督はコパ・アメリカに参加するにあたって尽力してくれた日本サッカー協会、Jクラブ、大学サッカーの関係者に改めて感謝の言葉を述べ、「選手選考においては難しさもありましたが、大会に参加してみて思うのは、日本が今後もコパ・アメリカに出場する機会を得られるのであれば、“絶対に”参加したほうがいいということです」と言い切った。
その理由として森保監督は、「対戦相手のレベルが高く、そこから自分たちが得られたものが大きかったことが最大の理由」と綴り、南米の強豪国と本気で戦えたことで日本のレベルアップにつながったようだ。また、東京五輪世代ら若手がGK川島永嗣やFW岡崎慎司、MF柴崎岳といった経験豊富な選手たちと同じ時間を共有できたことも大きかったという。
「経験が豊富な選手たちの、練習も含めたオン・ザ・ピッチ、もしくはオフ・ザ・ピッチでの立ち居振る舞いを見て、『なぜ、彼らがここまでキャリアを積み上げることができたのか』ということを、年齢の若い選手たちは肌身を持って感じたはず。ときには背中で、ときには言葉によって伝えてもらうことで、対戦相手から受けた影響と同じくらい、もしくはそれ以上の刺激を受けたことでしょう」
大会としてはグループリーグの3試合で敗退となってしまったが、コパ・アメリカでは選手だけでなく、スタッフ陣も目指す基準値が上がった模様。指揮官は「改めて、『体感することにまさる経験はなし』ということを知ったコパ・アメリカでした。選手たちが、物怖じすることなく、勇敢に、勇気を持って戦ってくれた姿を見ても感じてもらうことができたのではないかと自負しています」と振り返り、実り多い大会となったようだ。
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