桐光学園の副主将・DF粟野が考えて実行した「チームのために何ができるか」
ゲキサカ / 2019年8月3日 9時52分
[8.1 総体決勝 富山一高 0-1 桐光学園高 金武町フットボールセンター]
副キャプテンは、ピッチ外から「自分のできること」でチームをサポートした。初優勝した桐光学園高のDF粟野光(3年)は、キャプテンのFW西川潤(3年)、自身と同じく副キャプテンのMF中村洸太(3年)、DF奈良坂巧(2年)とともにチームのまとめ役を担っている。
サブの立場の粟野は、他のリーダー格の選手たちと違い、プレーでチームを引っ張ることはできなかった。それでも、「副キャプテンとして出れない悔しさはあるんですけれども、チームのために何ができるかを一番に考えて、ベンチで誰よりも声を出すことを考えてやっていました」という粟野は、特長でもある的確な指示でチームに必要なものを強調し続けてきた。
今大会の桐光学園は5試合をわずか1失点で制している。最終ラインの中心選手である奈良坂が「練習から粟野君とかから『最後の一歩が大事になる』と言われてきた」と説明していたが、副キャプテンがDF陣に求める「最後の一歩」が相手のシュートやラストパスをわずかに乱してゴールを守る要因となった。
「この大会を全体的に見て終盤に得点して勝つ試合が多かったので、自分たちの良さと我慢強さが出たと思います。2年生が結構良く準決勝までは声を出したりして引っ張ってくれたんですけれども、最後のところで3年生の神田(洸樹)が、一緒に悔しい思いをして来た仲間が(優勝ゴールを)獲ってくれたことは嬉しいです」と粟野。チームを後方から動かす力を持つDFは、次こそピッチで日本一を喜ぶために、全力で自分をレベルアップさせることを目指す。
「自分の良さと自分の課題に練習から取り組んで、自分としても成長して、次はピッチで全国制覇できるように頑張りたいです」。リーダーの一人は、「チームのために何ができるか」を考えながら、個人としても成長を遂げる。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2019
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