「ずっと悔し涙を堪えていた」。桐光学園の“切り札”FW所は全国トップ相手に通用する技術身につけ、嬉し涙を
ゲキサカ / 2019年8月3日 16時3分
[8.1 総体決勝 富山一高 0-1 桐光学園高 金武町フットボールセンター]
日本一の瞬間をピッチの上で迎えた。桐光学園高の“攻撃の切り札”FW所新太郎(3年)にとってそれが嬉しくないはずがない。だが、所は「自分、後半から出て何もできなかったので悔しさの方が上回って、ずっと悔し涙を堪えていたんですけれども……」。目指してきた日本一は今回、心の底から喜べるものではなかった。
今大会、所は初戦、3回戦と先発出場。準々決勝以降もいずれも最初の交代カードとしてピッチに立ってきた。決勝も3バックから4バックへのシステム変更に伴い、後半開始から出場。「点獲ってやろう」と思って決勝に臨んだ所は、投入直後から積極的な仕掛けを見せていた。後半立ち上がりにチームを活性化した所だが、その後は守備のタスクを実行する一方でなかなか突破したり、シュートに持ち込むことができない。
結果、出場35分間のシュートはゼロで得点シーンに絡むこともできなかった。チームが歓喜に沸く中、“何もできなかった”自分が悔しかった。試合後、鈴木勝大監督から掛けられた言葉は「気持ちの面で強くならないといけない」。技巧派MFはその言葉を胸に再スタートを切るつもりでいる。
テクニカルなドリブルは桐光学園でも上位。その技術を試合でより活かさなければならない。「練習で(ある程度)技術とか出せてもあまり意味がない。試合で出せるように、完璧な技術にしていかないといけない。選手権までに(精神面でも)成長していきたい」。県内だけではなく、全国トップレベルの相手でも発揮できるだけの技術と気持ちの強さを身につけること。そして、選手権予選を勝ち抜き、次こそは全国で活躍して嬉し涙を思い切り流す。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2019
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