[福島復旧・復興祈念ユース大会]「毎年、この夏で橘は強くなる」。インハイ4強から切り替えて歩み出した京都橘
ゲキサカ / 2019年8月6日 16時16分
京都橘はインターハイで初のベスト4進出。準決勝で優勝校の桐光学園高(神奈川)と対戦した京都橘は主導権を握って試合を進めながらも1点を奪えず、後半終了間際の失点によって敗れている。
紙一重の敗戦だった。選手権で全国準優勝を経験している京都橘だが、インターハイの3位は初めて。チームの歴史を変えたことは確かで、満足感を抱いている選手もいるようだ。だが、米澤一成監督は「(彼らにとっては)1回目なのでそれ(満足感)があるかもしれない。でも、(選手権へ向けて切り替えて)やらないといけない。ここへ来て緩いです」と指摘し、全国3位という結果よりも「次、次ですね」と先を見据える。
京都橘の目標は日本一。それを本気で狙っているだけに、余韻に浸っている時間は無い。そのことを理解している選手もいる。志知は「ベスト4と言って良いこともないし、全国制覇を目指してやってきているので、チーム内の競争に勝って選手権でのメンバーに入って、選手権でリベンジ果たせるように頑張っていきたい」と決意を口にした。沖縄での好成績から全員が切り替え、目標達成のために一歩を踏み出さなければならない。
インターハイで敗退した3日後には福島復旧・復興大会に参加。大黒柱のMF佐藤陽太主将(3年)や俊足MF高木大輝(3年)が福島・福井遠征に不参加となっており、限られた人数、戦力で強豪との対戦に臨んでいる。
早くも鍛錬の日々が始まっているが、それでも梅村は「毎年、この夏で橘は強くなる。『これ乗り越えたら絶対に強くなる』ってみんなで言っているし、インターハイの負け方をもう絶対にしたくないので、最後まで頑張りたいと思います」と語り、志知も「メンバーが少ないので1日2試合ですし、とてもハードなんですけれども、この夏乗り越えたら強くなると思うので、この夏踏ん張って頑張って戦っていきたい。インターハイみたいに悔しい思いをしたくないので、これからもっと強くなって選手権では絶対に日本一になります」と力を込めた。全ては選手権で京都予選を突破し、今度こそ日本一を掴み取るため――。悔しさも力に京都橘が逞しく成長を遂げる。
(取材・文 吉田太郎)
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