[MOM2949]京都橘FW梅村脩斗(3年)_全国での活躍、敗戦を経て凄み増したストライカー
ゲキサカ / 2019年8月6日 17時6分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.5 福島復旧・復興ユース大会 京都橘高 4-1 帝京安積高 熱海サッカー場]
インターハイを経て、凄みを増してきている印象だ。京都橘高のFW梅村脩斗(3年)は福島上位の帝京安積高DFをねじ伏せるようなパフォーマンス。2得点に加え、前線でのボールキープ、3人、4人に囲まれかけてもその間を抜け出して見せるなど、一段階上の動きで勝利をもたらした。
ゴールはいずれもDFとの駆け引きで奪ったものだった。前半23分に右SB旭奈滉人(3年)のアーリークロスで相手DFの背後を取ると、そのままGKをかわして右足で先制点。「(得点前から)DFが後ろから食いついてきていたのでそこのスペースを狙っていて、結構後ろからバンバン来ていたので(入れ替わって)落ち着いて決められたので良かったです」というゴールでリードをもたらす。
さらに2-1とされた直後の後半13分には左SB渋谷勇希(3年)がダイレクトで出した縦パスに反応。相手SBの戻りが遅れているところを狙っていたという梅村は、斜め後ろからのボールをコントロールして独走する。最後はGKとの1対1を制して2点目を決めた。
インターハイでは名経大高蔵高との3回戦でハットトリックを達成。準々決勝(対北越高)でも先制点を演出するなど活躍したが、桐光学園高との準決勝ではシュート4本を放ちながら得点をすることができなかった。対して桐光学園のエースFW西川潤(3年、C大阪内定)は後半アディショナルタイムに決勝点。自分との差、京都橘のFW陣との差を見せつけられた。
だからこそ、よりチームを助けられるFWにならなければならないという思いがある。「ホンマに失点した時に『僕ら3人のせい』だと。ゴール前まで行けても決めきれないと意味がないので、そこをホンマに選手権までに改善しなければダメだなと3人でも言っている。他に競争で下からも這い上がってくると思うので、それに負けないように選手権に向けてまた頑張っていけたら良いなと思っています」
今回の福島遠征はMF佐藤陽太主将(3年)を欠いていることもあり、梅村はリーダーとしての自覚を持ってプレー。インターハイで自分のドリブル、推進力に自信をつけたFWはエースとして、背中でチームを引っ張っている。
そんな梅村について、米澤一成監督は「(これまでと比べて)だいぶ、ちゃいます。(これまで取り組んできたことが)実ってきた」と評する。取り組んできたことがより表現できるようになり、自信を持って自分を発揮。チームのためにプレーする中でチャンスメーク役としても、仕留め役としても目立っている。
悔しい形で終わったインターハイから切り替えている梅村は、選手権へ向けて「まず京都府予選をしっかり勝たないと全国に行けないので、一戦一戦集中して全国に行きたいと思います。得点ばかり狙うのではなくて、チームのために走って、最後ボクのところに来たら決めることを意識してやりたい」と言い切った。仲間たちと切磋琢磨しながら成長して、リベンジの舞台に挑む。
(取材・文 吉田太郎)
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