[SBS杯]相手以上のパワーで球際、切り替えにトライ、U-18日本代表が静岡ユースを3発撃破!
ゲキサカ / 2019年8月10日 7時33分
[8.9 SBS杯 静岡ユース 1-3 U-18日本代表 愛鷹]
U-18日本代表が静岡撃破! U-18日本代表とU-18ベルギー代表、U-18コロンビア代表、そして静岡ユース(静岡県高校選抜)が優勝を争う2019 SBSカップ国際ユースサッカーが9日に第2戦を迎えた。U-18日本代表は地元・静岡ユースと対戦し、FW晴山岬(帝京長岡高)の得点で先行して終始リードを奪い、3-1での快勝を収めた。
記者会見に現れた影山雅永監督は「(自身がチームを率いての出場)3回目でようやく静岡さんに勝つことができました」と苦笑いを浮かべつつ、勝利を振り返った。メンバーが総入れ替えとなる第2戦というタイミングや試合に臨むモチベーションの差など難しい要素もある試合だが、指揮官は選手を送り出す試合直前にロッカールームの外まで轟く大音声で「絶対に球際で負けるな! 絶対に相手より素早く切り替えろ!!」と選手たちの背中を押して送り出した。
SBSカップに限らず、年代別日本代表が国内チームと試合をする場合、どうしても「綺麗なサッカーをやろうとし過ぎてしまう」(影山監督)ことが少なくない。ただ、この試合の日本は、まずボールを奪いに行く姿勢の部分から違っていた。FW櫻川ソロモン(千葉U-18)、晴山の2トップが前から相手を追い込んで自由なビルドアップを許さず、優勢に試合を進めていく。そして20分にはMF岩本翔(筑波大)の絶妙なラストパスから抜け出した晴山が先制点を奪い取った。
続く24分にも前からの守備で相手をはめていく流れからボールを奪い取ると、最後は晴山のアシストを受けた櫻川が決めて、2-0とリードを広げる。対する静岡も30分、U-18日本代表経験もあるFW松村優太(静岡学園高)がドリブル突破からの強シュートをゴールバーに当て、39分にはFW三木直土(磐田U-18)が裏へと抜け出してのシュートを放つが、これは枠外へと外れた。
ハーフタイムに影山監督は「0-2になってるから相手は来る。そこで引くのか? もっともっと相手をぎゃふんと言わせるような、前半以上のパワーを出せ!」と選手を煽り、まずは前からハイプレスへ行く路線を継続。後半も激しく相手を押し込んでいったが、ここでは最後の精度を欠いて追加点を奪えず。このため、29分には左SBで先発した三原秀真(愛媛U-18)を下げて、DF馬場晴也(東京Vユース)を投入。3バックに変えて試合を締めにかかった。
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