[SBS杯]1G1A!U-18日本代表唯一の高体連選手、FW晴山岬が示した「高校サッカーの良さ」
ゲキサカ / 2019年8月10日 7時51分
[8.9 SBS杯 静岡ユース 1-3 U-18日本代表 愛鷹]
U-18日本代表のメンバーリストを観てみると、「いつの間にか自分だけになってしまっていた」。FW晴山岬(帝京長岡高)はそう言って笑う。所属チームの末尾に「高校」の二文字が入る選手が、である。
「高体連の代表として呼ばれたというか、自分が高校サッカーの良さをこのチームで見せないといけないと思っている。誰よりも走って戦おうと思っていた。Jユースの選手にそれがないとかいうことじゃないんですよ。でも高校サッカーの選手として、泥臭くやる部分は絶対に負けたくなかった」
「走る」ことを意識したのは攻守両面の部分だ。今年初めて年代別日本代表に入った晴山は、招集当初の頃は一人だけ空回りしているような動き出しを見せてしまうことも少なくなかったが、この日は明らかに違った。
まずは前半20分、「自分の得意な動きなので、観てほしいとみんなに伝えていた」というオフ・ザ・ボールのプレーで相手DFを出し抜くと、「岩本翔(筑波大)くんから本当に良いボールが来た」と絶妙なタイミングで抜け出し、1対1からのシュートをキッチリとゴールへ流し込んでみせた。
また守備ではしっかり味方と連動しながら相手を追い込み、最後は自分が厳しく激しく相手DFへ詰めていく。前半24分には「まずは間を閉じて出させる」形から相手の選択肢を削りながら追い詰めてパスミスを誘発。奪ったボールからFW櫻川ソロモン(千葉U-18)のゴールを演出してみせた。
もちろん、このプレーで満足ということはない。プロ志望の晴山にとって、Jリーグのスカウト陣も詰め掛けるこの大会は重要なアピールの場でもある。何かうまくいかないことがあっても「いま矢印は全部自分に向けている」と改善に努め、結果を求める。シンプルに泥臭く、晴山岬が夏の静岡を駆け抜ける。
(取材・川端暁彦)
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