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武南FW大谷涼太、1年生チームでも出られなかった選手がシュート練習重ねて名門のエースに

ゲキサカ / 2019年8月20日 23時29分

名門・武南高の前線の柱へ成長したFW大谷涼太

 今年の関東大会埼玉県予選の覇者で伝統校の武南高(埼玉)は、選手権で06年度以来13年ぶりとなる全国出場を目指している。

 FW大谷涼太(3年)は馬力のある動きと、巧みなファーストタッチからの抜け出し、シュートなどを武器とするエースストライカー。1年時は同学年のチームでも試合に出られなかったというところから、コーチ陣も驚く成長を遂げた大谷が選手権予選への意気込みなどを語った。

―準決勝で惜敗したインターハイ予選はどのような大会だった?
「インターハイは天候とかにも色々左右されちゃったところもあって、最初、3-0で成徳(深谷)に勝って、(埼玉)栄にも競り勝ったけれど、(敗れた)西武台との試合はチーム的にも、個人的にも良くなかったなと思います」

―どのようなところが足りなかった?
「入りが一番……前半の40分が本当に何もできなくて、さらに失点もして気持ちが下を向いてしまっているところがあったので、そこが一番悔しいところかなと思います」

―個人としては?
「前半はほとんどシュートを打っていなくて、ゴール前の崩しとかも全く上手く行かなくて、FWとしての結果も前半に残せなかったので、全然力不足だったかなと思います」

―内野監督には、1年生チームでも出られなかったところから去年伸びてきてくれたと聞いたが?
「去年は一個上の3年生が色々と支えてくれて、自分のことを受け入れてくれて、自由なプレー、自分の得意なプレーを引き出してくれて、そこでアピールできたのが今に繋がったと思っているので、(卒業した先輩の)3年生には本当に感謝しています」

―全国出場を懸けた大会はあと1つ。
「選手権は『絶対にみんなで取りに行く』とインターハイ負けた時点からみんなで整理して確認しています。今、新人戦、関東、インターハイが終わって(埼玉県は)優勝チームが被っているところがないので、そういうところは拮抗していてどこが(選手権のタイトルを)獲ってもおかしくない代だから、自分たちが獲りたいという気持ちが一番あります」

―個人としてはどのようなところで貢献したい?
「FWなので点獲ってチームを勝たせられるプレーヤーになりたい」

―強みは?
「FWとしてはゴールを決めることも大切なんですけれども、背負って味方の良いプレーを引き出すことも大事だと思っているので、最後のラストパスなど落ち着いたプレーが相手のゴール前でできればと考えています」

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