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鳥栖惨敗でトーレス現役ラスト飾れず…“盟友”イニエスタ負傷交代も、神戸が大爆発6ゴール

ゲキサカ / 2019年8月23日 22時43分

 ところが前半42分、ここまで絶大な活躍を見せていたイニエスタにアクシデント。左サイドのでMF松岡大起と競り合ってボールを持ち出そうとした際、左太ももを押さえてピッチに倒れ込んだ。トーレスが心配そうに歩み寄る中、そのままMF安井拓也と交代し、前半のうちに2人の競演が終了した。

 ハーフタイム明け、鳥栖は小林に代わってMF福田晃斗を投入。それでも神戸ペースは変わらない。イニエスタに代わってピッチに立った安井が落ち着いたプレーを見せ、鳥栖の布陣をしっかり押し下げた。すると後半9分、カウンターから左サイドを切り裂いたDF酒井高徳のクロスを古橋がダイレクトで合わせ、4点目を奪った。

 鳥栖は後半9分、MF高橋義希に代わってMF小野裕二を起用。すると徐々に勢いを取り戻し、11分にはFWイサック・クエンカが惜しいシュートを放つ。さらに12分、神戸GK飯倉大樹のミスからボールを奪った小野が無人のゴールに蹴り込もうとしたが、ボールは無情にも枠を外れていった。

 敵陣でのボール奪取が続く鳥栖は後半14分、トーレスがスルーパスに抜け出して飯倉との1対1を迎えたが、わずかにオフサイド。17分にはクエンカの折り返しからトーレスが右足ダイレクトで狙うも、ボールは大きく右に外れた。18分、金森のシュートのこぼれ球に反応したトーレスのダイレクトシュートも枠を捉えられなかった。

 後半22分過ぎ、鳥栖サポーターからはトーレスの応援歌が鳴り響く。後半23分、鳥栖は安の右コーナーキックに反応したDF高橋秀人が右足ダイレクトで狙うも枠外。26分には安に代わってFW金崎夢生を入れ、攻撃姿勢を強めた。ところが28分、神戸は山口のクロスを古橋が決め、リードを5点とした。

 鳥栖は後半32分、FKのトリックプレーからトーレスが強烈なシュートを狙ったが、壁に阻まれてゴールならず。それでも直後、セットプレーからDF金井貢史がヘディングシュートを決め、ようやく1点を返した。神戸は34分、FWダビド・ビジャを投入し、元スペイン代表FWがピッチに揃った。

 神戸は後半38分、途中出場FW{{藤本憲明}が絶好機を迎えたが、ボレーシュートは高丘がストップ。それでも41分、右サイドに開いた藤本のロングフィードからビジャが左サイドを突破し、最後はゴール前に走り込んだ山口にパス。フリーで抜け出した状態から左足でネットを揺らした。

 鳥栖は悔しい6失点。トーレスはセンターサークル付近で頭を落としてうなだれる中、サポーターからは盛大なチャントが贈られた。ところがアディショナルタイム、トーレスに立て続けにチャンスが訪れたが、いずれも得点には至らず。そのまま試合は終わり、トーレスの現役最終戦は6失点の完敗となった。

(取材・文 竹内達也)★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
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