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パラリンピック開幕まであと1年。ブラサカ日本代表・佐々木ロベルト泉「150%で行ける準備をする」

ゲキサカ / 2019年8月27日 14時55分

羽田空港で搭乗ゲートに向かう佐々木ロベルト泉(中央、サングラスの選手)

 ブラインドサッカー日本代表が24日、イングランド遠征にむけて羽田空港を出発した。パラリンピックの開会式は来年8月25日。ブラジル出身のFP佐々木ロベルト泉は並々ならぬ決意を口にした。

「1年後に備えてというより、いつでも戦えるように体を作っています。この1年で技術も高めて、体も筋肉だけであと1,2㎏増やして、パラリンピックでは100%、いや150%で行けるようにしたい」

 佐々木は数年前から小麦粉や大麦、ライ麦などの穀物に含まれるたんぱく質を抜くグルテンフリーダイエットを取り入れ、食べ物には気を使っている。個人差はあるが、体質改善や疲れが残りづらいなどの効果があると言われる。

「僕は日本では当たりが強いほうだと言われるけど、(世界最強の)ブラジルではまだ物足りないレベル」と肉体改造にどん欲だ。

 2015年9月、佐々木はリオデジャネイロ五輪への出場をかけたアジア選手権ですべての試合に先発したが、出場を逃し、母国で日の丸を背負う姿を見せられなかった。今回、遠征をして戦うイングランドは再来週から東京五輪パラリンピックの出場権をかけた欧州選手権を控えており、相手に不足はない。9月開幕のアジア選手権で優勝を目指す日本代表にとっても、イングランドの3試合は格好の強化試合。195㎝と大柄のダニエル・イングリッシュをはじめ、大柄な選手が多く、手足が長い。すると、プレーエリアは必然的に広くなる。強豪・イランのCB(センターバック)も190cm近い屈強な選手で、イングランド戦は「仮想・イラン」と位置付けられる。佐々木が続ける。

「(アジア選手権もパラリンピック本番も)先発の4人だけでは最初の3試合は何とか戦えても4試合目、5試合目は戦えなくなる。大会を通してローテーションしないと長く戦えないのは、(メダルの有力候補である)ブラジル、アルゼンチンも一緒。選手がかわった時にどう変化していくかを確かめたい」
佐々木ロベルト泉(左端)と川村怜(中央)は新天地でもホットラインを組む
 佐々木自身も今年から東日本リーグに出場するための所属クラブを変え、川村怜とともにAvanzareつくばを離れ、「パぺレシアル品川」に新天地を求めた。自宅は茨城県内のままで練習拠点は遠くなっても、気にする様子はない。

「僕とリョウ(川村怜)が一緒なのは変わらないし、(2人で)チームのリズムを作っている。自宅から距離が遠ざかったといっても、ブラジルから日本に来る距離よりは近いでしょ(笑)」

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