[MOM2960]清水桜が丘DF村上太一(3年)_転向1年目の強力右SB、視野の広さと精度も示す
ゲキサカ / 2019年8月26日 17時26分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.24 プリンスリーグ東海第11節 清水桜が丘高 3-0 藤枝東高 清水総合]
「ボールを失わない」ことをテーマの一つとしている清水桜が丘高の中で、この日は特に遠くを見て、パスを通していた印象だ。右SB村上太一(3年)は昨年までダイナミックな攻守をウリとするボランチだったが今年、右SBにコンバート。そのDFはボールサイドの攻防で強さを示していたのに加え、サイドチェンジやスペースへの配球など「失わない」部分でも力を発揮していた。
「SBは場所を変えたり広げたりすることができればチャンスがもっとできるので、それができるように意識してやりました」と村上。「ボールを失わない」と言っても、清水桜が丘のそれは「徹底してショートパスを繋ぐ」とは意味合いが違う。強引に繋いで失う選手もいた中、村上はスペースを意識したプレー。サイドチェンジの精度を欠いたシーンがあったことも確かだが、長短の正確なキックで攻撃の起点になっていた。
清水桜が丘は両SBに精度が高い村上と左SB望月海千(3年)を配置。彼らが狭い局面でもパスを繋ぐなど、ボランチのMF野牧稜平(3年)とともに組み立ての中心になっている。片瀬晴城監督も村上のプレーについて高く評価。本人は「ボールをしっかりと止めて蹴ることを徹底しているので、どれだけ少ないタッチで丁寧なボールを出せるか」とより攻撃のテンポ、精度を高めることを考えている。
ボランチから転向してわずかだが、「(SBは)中盤よりも隅っこなので、後ろから相手来ていないしやりやすいというか、(やることが)シンプルなので前方向にどれだけしっかりとしたボールを出せるかというところで楽しいです。(自分に)向いている感じがします」と語る。
将来もSBで勝負していく考えだ。「前方向にボールを出してそれを失わずに運んでいけるようなSBになりたいです」。一瞬の速さ、力強さと精度も兼ね備えたSBがよりレベルアップし、チームの勝利に貢献する。
(取材・文 吉田太郎)●高円宮杯プリンスリーグ2019特集
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