J練習参加で学んだ課題を日々意識。快足SB佐々木ムライヨセフは選手権までアピール続ける
ゲキサカ / 2019年9月3日 20時15分
プロのレベルを体感した注目DFが、レベルアップを誓った。桐光学園高の左SB佐々木ムライヨセフ(3年)は、インターハイ準決勝(京都橘高戦)の後半アディショナルタイムに見事なドリブル突破でFW西川潤主将(3年)の決勝点をアシスト。準々決勝の西京高戦でも先制点をアシストしたほか、清水桜が丘高戦では圧巻のスピードで約60mを独走し、対人守備でも強さを発揮するなど初優勝の立て役者となった。
圧倒的なスピードと左足の精度も持つDFは、インターハイ後に水戸ホーリーホックへ一週間の練習参加。自身2度目のとなったJクラブへの練習参加でアピールできた部分もあったというが、本人はプロになるための課題を感じてきている。
高校レベルでは差をつけることができても、プロの技術、走力の前には「まだまだ自分には無い力を凄く感じられた」と佐々木。「もっと技術磨いて、自分のドリブルとか、スピードを活かせるプレーをどんどん出していかないとプロは厳しいので、残りの4、5か月でメンタルのところや技術のところを磨いていきたい」と誓った。
インターハイで名を上げたSBは大学進学の可能性もあるが、高校からプロ入りすることが第一目標だ。選手権神奈川県予選は“スーパーシード”のため、11月24日の準決勝が初戦。それまでに時間があるため、日常のトレーニングからより意識も、目標値も高く、取り組んでいく。
アピールする舞台はまだあるという考えだ。「(選手権という)大舞台はある。それまで県リーグや予選もあるので、普段からその武器をどんどん磨いて、その舞台でアピールできるようにということを心掛けて練習しています」。SHやFWを本職としてきたため、守備対応などまだまだの部分もあるが、ポテンシャルは十分。自分のパフォーマンスに満足することなく、プロで通用する力を求め続けて、チャンスを掴む。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校選手権2019
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