“日本初”VAR介入弾は知念慶!! 川崎Fが2発で名古屋に先勝
ゲキサカ / 2019年9月5日 11時46分
[9.4 ルヴァン杯準々決勝第1戦 川崎F2-0名古屋 等々力]
ルヴァン杯は4日、準々決勝第1戦を行い、等々力陸上競技場では川崎フロンターレが名古屋グランパスと対戦し、2-0で先勝した。ルヴァン杯準々決勝からはトップリーグの公式戦で史上初めてVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)を導入。国内で初めてVARの介入によりFW知念慶のゴールが認められた。第2戦は8日に名古屋のホームで開催される。
リーグ戦は6試合未勝利と苦しむ川崎Fはプライムステージから今季のルヴァン杯に登場。1日に行われたC大阪戦(●1-2)から中2日でターンオーバーを図り、先発7人を変更した。一方、C組を2位で通過した名古屋は8月30日に行われたFC東京戦(●1-2)から4人を入れ替え、3-4-3で挑んだ。[スタメン&布陣はコチラ]
川崎Fは知念とFWレアンドロ・ダミアンを2トップに据えた4-4-2を採用。背後を狙ったボールを多用し、何度もチャンスを創出する。前半11分にはMF下田北斗の浮き球パスから快速を飛ばしたMF長谷川竜也が裏に抜け出した。
この場面で長谷川がMF宮原和也に倒されると、VARの介入を経て、PA手前の位置で川崎FがFKのチャンスを獲得。キッカーのMF脇坂泰斗が右足グラウンダーで狙ったシュートは知念が触ってコースを変えたが、GK武田洋平がストップ。それでも、直後に川崎Fが試合を動かした。
前半15分、左サイドからDF車屋紳太郎が浮き球のボールを入れると、背後に抜け出したFW知念慶が右足のファーストタッチでGK武田をかわし、PA内左角度のない位置から左足シュートを無人のゴールに流し込んだ。一度は知念の動きがオフサイドとされたが、VARが介入した末に得点が認められた。
劣勢が続いた名古屋は早くも1枚目の交代カードを切り、前半31分、藤井を下げてFWジョーを投入。システムを4バックに変更し、FW長谷川アーリアジャスールに代わってジョーが最前線に入った。後半立ち上がりはジョーをターゲットに名古屋が反撃に出たが、次の1点を奪ったのも川崎Fだった。
後半15分、相手のCKからカウンターを発動すると、ダミアンがドリブルで駆け上がり、抜け出した脇坂にスルーパスを通す。脇坂はGKとの1対1を制し、右足シュートをゴール上部に突き刺した。川崎Fがそのまま逃げ切り、2-0で完封勝利をおさめた。
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