日本vsパラグアイ 試合前日の森保一監督会見要旨
ゲキサカ / 2019年9月4日 18時10分
——現状のチームのベースは4バックにあるという考えか。
「現時点ではそうだと思うが、これからチーム作りをさらに進めていく上で、3バックでやったほうがより日本の力が出せると判断した場合は3バックになると思うし、そこは柔軟に考えていきたいと思っている。ただ4バックにしても3バックにしても、われわれがやろうとするコンセプトの原理原則は変わらない。選手たちにも形にこだわって神経質になることがないように伝えており、6月の代表活動でチャレンジした3バックも4バックもやっていることに変わりはない。いつもとやっていることを変えず、少し配置が変わることには柔軟に対応してくれるよう、普段どおりに戦えるようにしてほしい」
——MF中島翔哉、MF堂安律、MF久保建英ら、移籍したばかりで試合に出ていない選手にとってパラグアイ戦は試合勘を取り戻すチャンスだが、長い時間をプレーさせる考えはあるか。またGKは所属先で試合に出ているのはシュミット・ダニエル、ロシアW杯は川島永嗣、アジア杯は権田修一が出場していたが、序列はどのように考えているか。
「フィールドにしてもGKにしても、試合に出ている選手を基本的に選んでいきたいと思っているし、起用もそのように考えている。基本でないことが今回は起こっているが、これまでもそれに該当する選手はいたし、招集した選手に代表活動の中でいい状態を作ってもらうこと、クラブに帰った時により評価が上がるよう、いい状態で戻ってもらえるように代表活動をしてもらえればと思っている。すべてこうでないといけないわけではないということも含め、プレーヤーズファーストとチームファースト、ファーストが2つあってはいけないが、選手とチームのことを考えながら選考をしていきたい」
——アジア予選では1点を取り切ることが大事になると思うが、パラグアイ戦で攻撃陣に期待したいことは。
「攻撃だけ守備だけという戦い方ではなく、選手たちには得点を奪うためにプレーしてもらいたいと思うし、できれば無失点で抑えることにこだわってプレーしてもらいたいと思っている。得点、あるいは失点のところをこだわっていくことはやっていかないといけないが、選手たちにはいま持てる力を思い切って100%発揮できるよう、アグレッシブにプレーできるようにピッチに送り出せれば」
(取材・文 竹内達也)
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