大阪体育大MF田中駿汰、札幌入団の決め手は「ミシャの人間性」
ゲキサカ / 2019年9月7日 12時17分
[9.5 総理大臣杯準決勝 大阪体育大0-1法政大 ヤンマーフィールド長居]
2年連続の決勝進出とはならなかった。大阪体育大(関西4)は関東勢3連破を狙った準決勝で、天皇杯で快進撃をみせて注目を集める法政大(関東5)に0-1で敗戦。しかしMF田中駿汰(4年=履正社高/札幌内定)は「思ってたよりも差は感じなかった」と振り返ると、「テーマとして強化してきた守備の部分が通用した。そこはポジティブに捉えたい」と前向きに話した。
6月にフランスで行われたトゥーロン国際大会で、U-22日本代表に初選出。代表発表時に森保一監督は「日本になかなかいない」と高評価していたが、「左利き」という誤った説明もあった。これについては本人もツイッターで否定していたが、「話題になったので良かったですね」と笑う。
「選ばれるまでは東京オリンピックは意識していなかったけど、候補に入っているんだなと意識するようになった。チャンスを生かすも殺すも自分次第。でも今まで以上のことをしないと選ばれないとも思っています」
今年5月に北海道コンサドーレ札幌への入団内定が発表になった。札幌の他にもセレッソ大阪などJ1複数クラブが獲得に興味を示していたが、サッカースタイルなどを考慮して、北の大地に渡ることを決めた。中でも決め手となったのは、ペトロヴィッチ監督の存在だという。
「決め手はミシャの人間性というか、元太さん(大体大・松尾元太監督)からも凄い人だと聞いていた。そういう人の下でプロキャリアをスタートさせるのはなかなか出来ることではないと思うので決めました」
8月上旬から約3週間の日程で、札幌の練習にも参加。田中自身はボランチでのプレーを希望しているが、練習では主に3バックの右に入ることが多かったという。ただそのことによりプロの世界で生きていくためには、「求められたらやれる。出られるのであれば、どこでもいい」という自身の特長であるポリバレント性を最大限に活かすことが、最も重要なことになると再確認することができた。
大体大のエースであるFW林大地(4年=履正社高/鳥栖内定)は、チームメイトになって今年で10年目。G大阪ジュニアユース時代は、MF市丸瑞希(岐阜)、FW高木彰人(山形)、DF初瀬亮(福岡)らとともに史上初のジュニアユース3冠を達成。ただユースに昇格できなかったことで、履正社高に進学。MF牧野寛太、DF安田拡斗(いずれも関大)、MF川畑隼人(近畿大)、そして林、田中の5選手が同じ道を進んだが、大学までとなると林と2人だけになった。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1【巨人】クライマックスシリーズ進出決定 優勝マジックは「4」
スポーツ報知 / 2024年9月23日 17時26分
-
2イチローの“異次元人気”にファン騒然 祝日の昼間なのに…「サーバー落ちるんじゃね?」
Full-Count / 2024年9月23日 13時51分
-
3ソフトバンク4年ぶり20度目V 4月4日から首位を譲らず
共同通信 / 2024年9月23日 21時46分
-
4まだ発表前なのに…大谷翔平の“MVP”は時間の問題? 米記者「彼は3人目の選手になる」
Full-Count / 2024年9月23日 15時19分
-
5日本に大量失点「恥ずかしくないのか?」 中国が不満爆発…協会と指揮官の思惑に海外注目
FOOTBALL ZONE / 2024年9月23日 12時20分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください