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初ゴールから1か月で6点目!! 横浜FCルーキー中山克広が2発「いいところに転がってくる」

ゲキサカ / 2019年9月7日 23時11分

直近4戦5発の活躍を見せる横浜FCルーキーMF中山克広

[9.7 J2第31節 横浜FC3-2甲府 ニッパツ]

 横浜FCのルーキーがこの夏、勢いに乗っている。MF中山克広はプロ初ゴールを挙げた8月4日の第26節福岡戦(2-0)から約1か月のうちに、直近6試合6ゴールと大活躍。2試合ぶり2度目のマルチゴールを挙げ、チームに勝利を呼び込んだ。

 まずは前半8分だった。自陣でのボール奪取からショートカウンターを発動。左サイドの松尾がスピードに乗ったドリブルで仕掛けると、右サイドの中山も「出せよ!と信じて走った」と並走してクロスを呼び込み、右足ダイレクトで押し込んだ。

 さらに、1-1で迎えた後半立ち上がりにも勝ち越しゴールを奪った。後半2分、DF武田英二郎が左サイドから入れたクロスがクリアされると、こぼれ球に反応したMFレアンドロ・ドミンゲスが右足シュート。これは惜しくもクロスバーを叩いたが、こぼれ球を中山がヘッドで押し込んだ。

 横浜FC U-15で育った中山は麻布大附高、専修大を経由して今季、横浜FCでプロ生活のスタートを切った。第10節千葉戦(3-1)でデビューを果たしてからは先発に定着し、ここまで21試合に出場。直近は6戦6発と得点に絡む活躍が際立っているが、「(本来は)あまり点を取る選手でもないんですけど…」と苦笑しつつ、「調子がいいといいところにボールが転がってくるのかなと思います。点を取る以外は何もできなかった」と控えめに話した。

 勝ち点3差で迎えた上位対決を制し、チームは13試合無敗で2位をキープ。その全13試合に出場中のルーキーは「チームとしてやることがはっきりしている」と手応えをにじませ、「(上位対決の)プレッシャーはかなりありました。緊張感もあったし、負けられない試合だと全員が意識していた」と振り返った。

(取材・文 佐藤亜希子)
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