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ソーシャルフットボール元日本代表GK原田が引退へ。戦い続けた男が捉える次なる「戦い」

ゲキサカ / 2019年9月9日 18時0分

 納得はせずとも、そんな仲間たちと戦った3回目の全国大会。その頂こそ逃したが、44歳の原田だからこそ見える「次の世界」とはどのようなものなのかについて聞くと原田は希望に満ちた表情でこう話した。

「我々Espacioはソーシャルフットボール界の開拓者的な立場を担ってきました。現在のチームは常時20人弱の選手が在籍していますが、昔はそうではなかった。そして、昨今ではソーシャルフットボールプレーヤー人口が劇的に増加しているのですが、まだまだ受け皿が足りていない現状もあります。我々も沖縄県に住む選手を招いていたこともあるくらいで……。だから、私はソーシャルフットボールの普及活動に力を入れたいと。JSFA(日本ソーシャルフットボール協会)の理事を務めさせていただいている1人でもありますので、プレーヤーとしては…もう限界を感じてしまったので(笑)、第一線を退かせていただき、指導であったり、競技の普及を含む、理事としての業務に力を入れていきたいと考えています」

 Espacioや日本代表GKとして日本のソーシャルフットボールを牽引してきた原田が捉える次の世界とは、ソーシャルフットボールを通した「ソーシャルインクルージョン」(一般社会との交流、参加)への挑戦だ。

「ソーシャルフットボールを通じて、Espacioの一員として、社会の中に溶け込むことができる障がい者を1人でも多く輩出していけたら、と本当に強く思います」

 プレーヤーとして最前線で戦い続けた男が持つ多くの経験や様々な知見は今後のソーシャルフットボール界の財産となるだろう。コートの中での戦いを終え、原田はまた新たな戦いへ歩みを始めた。

(取材・文 神宮克典)
●ソーシャル/障がい者サッカー特集ページ
●日本障がい者サッカー連盟(JIFF)のページはこちら

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