フィット感とタフさを両立したアスレタ新スパイク登場!スパイクマイスターが機能性を徹底解説!
ゲキサカ / 2019年9月9日 19時0分
ノンステッチレザーを採用したスパイクは最近のサッカースパイク界では一つのトレンドになっており、ノンステッチレザーならではのフィット性や足なじみやすさが好きなプレーヤーも一定数いるため、アスレタとしてノンステッチレザーのスパイクを新たに開発したことでそのニーズにマッチングするスパイクが新登場したと言えるでしょう。その一方でちゃんとステッチがあるカンガルーレザーのスパイクが好きなプレーヤーも依然として多いため、『O-Rei Futebol T005』ではステッチありのカンガルーレザーを採用。ノンステッチカンガルーレザーを採用したT004とステッチのあるカンガルーレザーを採用したT005、2つのバリエーションが用意されたことで自分の好みに応じて選び分けることができるラインナップになっています。
そのバリエーションに加え、両モデルともアッパー先端にラバーコーティング加工のプロテクションが採用されています。天然皮革を採用したサッカースパイクは使用していくうちにつま先が剥がれたり破れたりしてしまいがちですが、このラバーコーティング加工を採用することでアッパーの耐久性を高め、簡単につま先が剥がれたりしないように配慮したアッパーになっています。また、ただ単にラバーコーティング加工を採用したのではなく従来よりもコーティングを厚くしつつ、つま先の広範囲にラバーコーティングを採用したことでガード力を高めています。こういった部分もしっかりとこだわってモノ作りしておりアスレタの本気度が伺えるディティールです。
――アッパーの中後足部やヒールにはどういった違いがありますか?
Kohei アッパー中足部から後足部には人工スウェード素材をベースとして内部に人工皮革フレームを内蔵し、表面にTPUフィルムを貼り付けた3層構造の独自シェルパーツアッパーが両モデルともに採用されています。内部の人工皮革フレームの配置に若干の違いがありますが、基本的には両モデルともシェルパーツアッパーがシューレースの締め付けと連動して足をホールドしてくれる安定感を生み出してくれるのが特長。履き口周りや中足部にしっかりとしたホールド感がありつつ、ヒールの内側には柔らかな起毛素材を採用することで踵への足当たりに柔軟性を確保し、ホールド性とフィット性のバランスが良く仕上がっています。
そしてヒール部分には明確な違いがあります。『O-Rei Futebol T004』では外付けヒールカウンターはなく、内部にヒールカウンターを内蔵している設計で標準的な安定性とホールド性を実現。プレー中に踵が大きくブレることがないようしっかりとした強固さがあります。そんな中、『O-Rei Futebol T005』ではソールと一体化した外付けヒールカウンターを搭載。ソールと同じ固いナイロン樹脂で外付けヒールカウンターを構成していることによって、より堅実なホールド性と安定性が実現されており、踵のホールド感にこだわりのあるプレーヤーにとっては『O-Rei Futebol T005』がマッチしやすい設計です。これはアッパーのバランスをデータ分析して導き出したヒール構造の違いで、前足部のカンガルーレザーのアッパー設計の特性との相性を加味してそれぞれ異なったヒール構造が形成されています。
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