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“憧れの人物”からの教え…U-22日本代表GK小島亨介「GKをやるきっかけになった」

ゲキサカ / 2019年9月10日 16時33分

U-22日本代表GK小島亨介(大分)

[9.9 国際親善試合 U-22日本代表 0-2 U-22アメリカ代表]

 憧れた人物から直接指導を受けた。U-22日本代表GK小島亨介(大分)は、今回の北中米遠征でGKコーチを務めた川口能活氏からの教えを実践し、新たな可能性を見出そうとしていた。

 U-22アメリカ代表戦でキャプテンマークを託された小島は、立ち上がりの3分に横っ飛びで相手のシュートを防ぐなど、「体はかなり動いたので、コンディションは悪くなかった」と良い形で試合に入った。

 前半44分にはカウンターを浴びて1対1の場面を作られて先制点を奪われ、後半18分にはPKから追加点を許してしまう。ともにGKにとってノーチャンスとも言える状況からの失点となったが、「自分の責任でもある。止めていれば自分たちの流れに持っていくこともできたと思う」と唇を噛む。しかし、後半29分と同40分にはビッグセーブでゴールを守るなど、守護神としての存在感を示したのは間違いなかった。

 今回の遠征で小島は「自分がGKをやるきっかけになったくらい」という川口GKコーチから指導を受け、トレーニングから「チャレンジしろ」と言われ、「積極性やアグレッシブさ」を求められた。それは、まさに「憧れでもある」川口GKコーチの現役時代のプレースタイルそのものだった。そして、アメリカ戦では今まで以上に「チャレンジ」することを意識していた。

「チャレンジが良いプレーにつながれば、守備範囲も広がって自信につながってくる。僕はGKとしてはそんなに身長が大きくない分(183センチ)、守備範囲をどれだけ広げられるかは大事になってくる」

 移動時間が長く、多くの練習時間を確保できたわけではなかった北中米遠征。限られた時間の中で受けた指導となったが、「一つひとつの言葉をしっかりと意識したい。その意識の積み重ねが間違いなく結果につながっていくと思っている」と、その教えを忘れずに日々成長を遂げていく。

(取材・文 折戸岳彦)

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