史上最年少18歳、久保建英が感じたW杯予選「サポーターも自分の国を応援して…」
ゲキサカ / 2019年9月11日 6時21分
[9.10 W杯アジア2次予選 日本2-0ミャンマー ヤンゴン]
後半36分、MF中島翔哉(ポルト)に代わってMF久保建英(マジョルカ)がピッチに立つと、メインスタンドに陣取った日本代表サポーターから大きな拍手が起きた。日本は前半の2得点で2-0とリードしていたが、後半は一方的に攻めながらも追加点が遠く、ミャンマーにセットプレーから惜しいシュートを打たれるスッキリしない流れ。アウェースタンドからの拍手は、史上最年少の18歳98日でW杯予選のピッチに立った背番号17への期待の大きさを示すものだった。
久保はすぐさまチャンスをつくった。ファーストタッチは右サイドのDF酒井宏樹(マルセイユ)への華麗なヒールパス。ミャンマー守備陣を翻弄させるプレーを披露すると、その数分後にも再び酒井へのヒールパスで攻撃にアクセントをつけた。またセットプレーではキッカーも務めた。
しかし、結果的にとどめの3点目は決まらなかった。久保自身は「自分はできることをやったかなという感じですね」と淡々としていたが、酒井のクロスにFW鈴木武蔵(札幌)が飛び込んだシーンに関しては「合っていたら決まっていたと思う。良いクロスだったと思うので、あそこに入っていくのは重要になると思う」と振り返った。
試合後は一日一日が勝負だと感じていることを言葉の端々ににじませた。
「試合に出られたことは良かったですし、特に予選だからということはなかったですけど、とりあえず出られて良かった」。その口調には安堵感があった。チーム最年少だからといって出番がなくてもしょうがないとは考えない。それが世界で闘う久保マインドだ。
今後に必要なことを聞かれると「練習や試合などで良いプレーをして監督に認められる選手になることです」ときっぱり答えた。
「プレー時間は短かったですけど、外から見ていてサポーターも自分の国を応援して気合いが入っていた。そういう場所なんだなと感じた」というW杯予選。「ここでの活動を言い訳にせずにチームでしっかり(試合に)絡んでいきたい。いろいろなところで競争ができてうれしい」。カタールへの道を歩み出した18歳は再びマジョルカに戻り、チームでのレギュラー争いに参戦していく。
(取材・文 矢内由美子)●カタールW杯アジア2次予選特集ページ
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
15歳で衝撃FK弾…久保建英の“変わらぬ表情” 日本のピッチで見据えた視線の先【コラム】
FOOTBALL ZONE / 2024年7月27日 19時30分
-
注目の久保建英は今季初陣で52分間プレー! ソシエダがG大阪に1-0勝利も両守護神スーパーセーブ連発で観衆魅了
ゲキサカ / 2024年7月25日 20時51分
-
「ついに合流」「今季も頼むぞ」2日前には金沢に居たのに? 久保建英がソシエダ合流でチームメイト&ファンからも歓迎「おかえり!」
超ワールドサッカー / 2024年7月16日 11時30分
-
マジョルカ加入の浅野拓磨、生配信で開幕R・マドリー戦に意気込み「僕がゴールを決めて勝つ」「多くの日本人はリュディガーを…」
ゲキサカ / 2024年7月9日 19時36分
-
浅野拓磨がマジョルカに加入 スペイン1部、W杯日本代表FW
共同通信 / 2024年7月6日 21時37分
ランキング
-
1【柔道】涙の阿部詩への〝誹謗中傷〟 金野強化委員長も不快感「全く理解できない」
東スポWEB / 2024年8月4日 3時40分
-
2競泳混合400mメドレー日本8位、池江璃花子「誇るべき結果」…アメリカが世界新
読売新聞 / 2024年8月4日 5時39分
-
3柔道日本の涙の謝罪「顔向けできない」にエール続出 「謝らないで」「堂々と日本に帰ってきて」
THE ANSWER / 2024年8月4日 3時30分
-
4パリ五輪・柔道「待て」をめぐる“疑惑の判定” 全日本柔道連盟の元審判員は、「あんな下手な判定はない」「背中を叩くのは基本中の基本」と指摘
NEWSポストセブン / 2024年8月4日 7時15分
-
5なでしこJに本音「点の匂いしなかった」 代表OBが持論「消極的」…自分たちのスタイルの“迷走”【見解】
FOOTBALL ZONE / 2024年8月4日 11時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください