“テレビの向こう”に立った堂安「ラッキー」「良い狙い」で2点演出
ゲキサカ / 2019年9月11日 8時10分
[9.10 W杯アジア2次予選 日本2-0ミャンマー ヤンゴン]
久々といえる大活躍を見せた。MF堂安律(PSV)が泥臭さとテクニックの両方を併せ持ったプレーで日本代表の全2得点に絡んだ。
先制のシーンは前半16分。敵陣の左サイドで堂安が相手ボールを奪い取り、DF冨安健洋(ボローニャ)のパスからMF中島翔哉(ポルト)の強烈なミドルシュートが決まった。「1点目は引かずに奪いに行ったのがよかった。でも、意図的なボールの奪い方でもなかったですし、少しラッキーなところもありました。あれは翔哉くんの個人技だと思ってます」。
2点目は同26分。今度は堂安が自らシュートを打つと、相手GKが弾いたボールを再び拾ってそこからクロス。これをMF南野拓実(ザルツブルク)がヘディングで決めた。「ああいう相手は真ん中から崩すというのが難しい中で、跳ね返ったところでディフェンスがボールウォッチャーになるのは分かっていたので、いい狙いとしたクロスかなと思います」。
しかし、後半は連日のスコールでぬかるんだ芝の影響でチーム全体に疲労が見え、プレーの質が下がった。堂安は「前回の試合(キリンチャレンジ杯・パラグアイ戦)と同じように3点目を取りに行こうというところで取れなかった。ゼロに抑えられたのは素晴らしいことですけど、まだまだ自分たちの質が低い。自分も含めてそこは課題かなと思います」と自戒を込めて言う。
森保ジャパン発足時から中島、南野と堂安の3人は爆発的な攻撃力から「若手三銃士」という異名を授かった。だが、今年になって堂安は相手のマークが厳しくなったこともあり、精彩を欠いていた。時期を同じくして、同じポジションで同じ左利きのMF久保建英(マジョルカ)が台頭。攻撃でインパクトを残すようになり、堂安にも危機感があったのだろう。
そんな中で迎えた初めてのW杯予選。初戦という大事な試合で2得点に絡んでみせた。「今までテレビで見てた舞台だったので、そこに出場できるというのは感慨深かったです。何より日本にいるみんなから応援がきていた。試合が終わってから改めて、すごい舞台に立ってたんだなというのを感じさせられています」。そう言って笑顔を見せた。
「環境的には厳しいものがあったけど、散歩ではいままで見たことのない景色があった。これからも楽しみながらやりたい」。W杯予選という絶対に負けられない戦いを前向きに捉えて、堂安は成長していく。
(取材・文 矢内由美子)●カタールW杯アジア2次予選特集ページ
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
浦和、ニューカッスルに1―4大敗 安部裕葵が加入1年で初出場、引退発表の興梠慎三は終盤プレー
スポーツ報知 / 2024年7月31日 21時23分
-
「上手く決められた」2ゴールでU-23日本代表の白星発進に貢献の三戸舜介、快勝にも気を緩めず「しっかり準備していきたい」
超ワールドサッカー / 2024年7月25日 4時25分
-
日本女子vsガーナ女子 試合後の池田太監督会見要旨
ゲキサカ / 2024年7月14日 12時22分
-
なでしこJの新戦術で「チームが行き詰まった」 4発大勝の裏で…監督&選手から漏れた課題
FOOTBALL ZONE / 2024年7月14日 6時30分
-
なぜ森保ジャパンの「攻撃的3バック」は「モダン」なのか? W杯アジア最終予選で問われる6年目の進化と結果
REAL SPORTS / 2024年7月10日 2時34分
ランキング
-
1【柔道】涙の阿部詩への〝誹謗中傷〟 金野強化委員長も不快感「全く理解できない」
東スポWEB / 2024年8月4日 3時40分
-
2競泳混合400mメドレー日本8位、池江璃花子「誇るべき結果」…アメリカが世界新
読売新聞 / 2024年8月4日 5時39分
-
3柔道日本の涙の謝罪「顔向けできない」にエール続出 「謝らないで」「堂々と日本に帰ってきて」
THE ANSWER / 2024年8月4日 3時30分
-
4パリ五輪・柔道「待て」をめぐる“疑惑の判定” 全日本柔道連盟の元審判員は、「あんな下手な判定はない」「背中を叩くのは基本中の基本」と指摘
NEWSポストセブン / 2024年8月4日 7時15分
-
5なでしこJに本音「点の匂いしなかった」 代表OBが持論「消極的」…自分たちのスタイルの“迷走”【見解】
FOOTBALL ZONE / 2024年8月4日 11時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください