守護神がPK連続ストップ!! 清水が5年ぶり8強!磐田に逃げ切り許さず静岡ダービー5連勝
ゲキサカ / 2019年9月18日 21時55分
[9.18 天皇杯4回戦 磐田1-1(PK3-4)清水 ヤマハ]
18日、天皇杯JFA第99回全日本サッカー選手権大会の4回戦が行われ、ヤマハスタジアムではジュビロ磐田と清水エスパルスが激突。1-1のPK戦の末に清水が“静岡ダービー”を制した。準々決勝ではサガン鳥栖と対戦する。
フェルナンド・フベロ新監督の初陣からJ1リーグ3連敗中の磐田は、14日の川崎F戦(0-2)から4人を変更。GK八田直樹とMF松本昌也、MF山本康裕、FW川又堅碁を起用した。対する清水は、13日の名古屋戦(3-2)から2人を入れ替え、GK西部洋平とMFジュニオール・ドゥトラが先発に名を連ねた。
注目の“静岡ダービー”は現在、清水が4連勝中。磐田は昨年5月9日のルヴァン杯以降、ライバルに勝てていない。試合は開始早々に清水にチャンス。前半2分、センターサークル内からMF金子翔太が最終ラインの裏へ浮き球パスを送り、FWドウグラスが完全に抜け出して左足で狙う。しかし、GK八田のセーブに遭い、決定機を逃した。
ダービー勝利で悪い流れを断ち切りたい磐田だが、なかなか決定的なシーンを作れず、苦しい状況が続く。清水は前半アディショナルタイム1分、中央でドゥトラの横パスを受けたMF竹内涼がPA右のスペースにスルーパスを送り、金子が左足シュート。GK八田が弾いたボールにドウグラスが詰めたが、得点を奪えず、前半はスコアレスに終わった。
後半も清水が優勢に進めながらも、磐田が得点が許さず、スコアは0-0のまま推移。均衡は19分に破れた。MF宮崎智彦が前線へロングパスを入れ、競り勝ったFW川又堅碁がMF山本康裕につなぎ、FWルキアンが右足を振り抜く。これはうまくミートできなかったが、こぼれ球に反応したMF松本昌也が右足でゴール右上に押し込み、磐田が先手を取った。
1点ビハインドとなった清水は後半22分、金子と竹内を下げ、MF西澤健太とMF六平光成をピッチに送り込み、同点を目指す。サイド攻撃を中心に磐田ゴールに迫るが、最後のところで精度を欠き、このまま試合は終了するかと思われたが、アディショナルタイムに意地をみせる。
清水は後半アディショナルタイム4分、ドゥトラがドリブルで攻め上がり、PA手前から右足を振り抜く。DF藤田義明に当たったボールにドウグラスが詰め、相手DFともつれながらボールはゴールに吸い込まれ、1-1で延長戦に入った。
しかし、30分間でもスコアは動かずPK戦に突入。後攻の清水は1人目のMFヘナト・アウグストが枠を外したが、GK西部洋平が2本ストップしてPK4-3で勝利。5年ぶりのベスト8進出を決めた。
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