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延長戦の2点リード、PK戦でも追いつかれる苦闘乗り越えた!平塚学園が夏の経験を糧に神奈川3回戦進出!

ゲキサカ / 2019年9月22日 8時2分

 土壇場から齋藤の2発で同点に追いついた星槎国際がPK戦に持ち込んだ。対して平塚学園は元湘南の井原康秀監督が「インターハイもラスト1プレーで失点して負けている。インターハイでこういう思いをしているけれど、ゲームを終える力をつけなければいけない」と説明していたが、終了直前の失点で三浦学苑高に敗れたインターハイ予選の悪夢が頭をよぎるような展開となった。

 PK戦では互いに6人目まで成功。先攻・星槎国際の7人目を平塚学園GK鈴木健太(3年)が止めたが、直後に星槎国際GK鳴川が止め返す。平塚学園は勝利を確信しながらも、再び追いつかれた。それでも飯塚は「みんな最後まで諦めないというのを三浦の時に学んだ。最後のPKも『笑おう』『笑おう』と言っていた」。ここで切れなかった平塚学園はGK鈴木が星槎国際8人目のキックを止めてガッツポーズ。最後は富田が右足で決めて、今度こそ決着をつけた。

 例年、相手の間を取りながらパスを繋いで勝負する平塚学園だが、加えて今年はフィジカル面の強みがある。井原監督も「(目指すサッカーは変えないが、)彼らのフィジカルの強さを上手く引き出すことを考えています」。平日火曜日には平塚から大磯まで砂浜を片道10kmランニングし、サーキットメニューを行うなどその強みを強化してきた。この日は183cm、80kgの大型FW渡邊波季(3年)を欠く中での一戦。戦い方含めて普段と違う試合となったが、それでも随所でフィジカル面の強さを発揮し、逆境を乗り越えて次に繋いだ。

 インターハイ予選の経験は選手たちの糧になっている。それは相手の決定機でも最後の一歩を出したり、苦しい展開の試合を乗り越える力に。長塚は「自分たちは決して上手いチームじゃないので、きょうみたいな試合が続くと思うけれども、粘って自分たちらしく戦いたい」と誓う。再び勝つことの難しさを実感した選手たちはこの経験もプラスにして、混戦の神奈川予選で勝ち上がる。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校選手権2019

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