「気持ちで止めました」。平塚学園GK鈴木がPK戦7、8人目で連続セーブ!
ゲキサカ / 2019年9月22日 8時22分
[9.21 選手権神奈川県予選2回戦 星槎国際高湘南 2-2(PK6-7)平塚学園高 桐蔭学園G]
守護神が激闘に決着をつけた。平塚学園高は延長戦で2点をリードしながらも、残り4分から2失点。だが、「これはオレが止めるしかないな」と思ったというGK鈴木健太(3年)がPK戦7人目と8人目を立て続けに止めて、ヒーローの一人になった。
6本目までは続けて決められていたものの、キックの方向をほぼ的中。「練習からいろいろな選手とPKをやってきて自分の中でこういう選手はこっちに蹴るという感覚を身に着けて、最後は自分を信じて思い切り跳びました」という鈴木は、7人目のキックを右に跳んでストップする。
直後に味方が止められてしまったが、鈴木が悪い流れを払拭する。続く8人目、左へ跳んで連続セーブ。「延長前半後半と戦い抜いて、みんなよく走っていた。自分、あんまり活躍できなかったので、最後は止めてやろうと気持ちで止めました」という鈴木の活躍で平塚学園が3回戦へ駒を進めた。
積極的な飛び出しを武器とする鈴木はインターハイ予選後に先発を奪取。リーグ戦で負傷した影響で、この日は1か月ぶりの公式戦だったが、それでも「万全の状態」で臨んだ守護神は最後の最後でチームを勝たせる活躍をしてのけた。準々決勝進出を懸けた3回戦では自分の強みをより発揮して再び勝利に貢献する。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校選手権2019
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