涙ぐむサポーターも…最下位磐田がラストプレーの劇的V弾で大分を下す!
ゲキサカ / 2019年9月28日 21時40分
[9.28 J1第27節 大分1-2磐田 大分陸]
J1第27節が28日に開催され、18位ジュビロ磐田は大分市営陸上競技場で8位大分トリニータに2-1で勝利した。後半21分にMF山本康裕が先制ゴールを挙げ、同35分に大分のFW三平和司が同点弾を献上したが、ラストプレーの同アディショナルタイム6分に山本が決勝点をマーク。連敗を3で止め、8試合ぶりの白星をつかんだ。
開始からボールを支配する大分は前半14分に決定機を迎える。FWオナイウ阿道の落としからMF田中達也がドリブルで右サイドを駆け上がると、フェイントでDF大南拓磨を振り切り、PA内右にフリーで進入。右足でシュートを放つが、ゴール左に外してしまい、思わず地面を叩いて悔しがった。
前半27分には磐田も反撃。巧みなターンで右サイドを抜け出したMF松本昌也がクロスを送り、23試合ぶりに先発復帰したFW川又堅碁がニアに飛び込む。しかし、わずかに触ってそらしたボールは左ポストの外側を通過した。
後半7分には大分のGK高木駿が送った中弾道のフィードが相手の背後に流れ、受けたオナイウがPA内左から左足でシュート。しかし、GK八田直樹の好セーブで得点とはならなかった。
すると磐田は後半21分に均衡を破る。左サイドのFWルキアンがDF藤田義明からのロングボールを受け、中央に切れ込むふりをしてヒールパス。外側から上がってきた山本がPA内左から右足のダイレクトシュートをゴール右に流し込む。山本は2016年の磐田復帰後、リーグ戦では初得点となった。
それでも大分は後半34分、クロスの競り合いでPA内の三平がDF小川大貴に倒され、PKを獲得する。同35分にPKキッカーを務めたのは三平。GK八田の逆を取って右足でゴール右に沈め、2戦連発となる今季2点目で1-1とした。
だが、磐田は最後まで勝ち点3を目指して攻め続けると、後半アディショナルタイム6分に劇的なゴールが生まれる。敵陣でボールを奪った流れから松本が右足でクロス。ファーにフリーで飛び込んだ山本がヘッドで叩き込み、直後にタイムアップの笛が鳴った。
劇的な展開に磐田の選手やスタッフはお祭り騒ぎ。スタンドでは涙ぐむ磐田サポーターの姿もあった。一方、敗れた大分は4試合ぶりの黒星。連勝で残留の安全圏へと進むことはできなかった。
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