神戸2トップで完結! ビジャが右足で巧みな先制ゴール「チームにとっても大事」

先制ゴールを挙げたFWダビド・ビジャ

[9.28 J1第27節 川崎F1-2神戸]

　巧みな先制ゴールで試合の流れを引き寄せた。シュート数は4対13だったが、その4本を2得点につなげたヴィッセル神戸。先制点を挙げたFWダビド・ビジャは今季12点目。ロングカウンターから2トップで鮮やかにゴールを陥れた。

　前半44分、自陣でボールを奪取したDFダンクレーが浮き球パスを入れ、高速カウンターを発動。ビジャがドリブルで運んで右サイドにスルーパスを出すと、FW古橋亨梧が持ち上がってカットイン。猛然と走り込んだビジャはラストパスを呼び込み、左足でゴールネットを揺らした。

「右足で打つのが簡単だったが、パスが流れてしまい、自分にとってのニアポストに打とうと決めた」。利き足ではない左足ダイレクトで合わせ、ニアサイドを破った見事な先制ゴール。「ゲームが右から展開されたこともあって、GKは右のほうに寄っていた。そこでうまく左隅に決められてよかった」。

　得点シーンの前にはビジャがMF中村憲剛に激しく寄せる場面もあり、2トップは守備でも貢献。「ディフェンス面で貢献できたことでカウンターを決められたのは、チームにとっても大事なことだったと思う」と納得の表情で語った。

(取材・文　佐藤亜希子)★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
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