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「中に運べばパスもシュートも…」神戸FW古橋亨梧が冷静沈着にビジャ弾アシスト

ゲキサカ / 2019年9月28日 21時17分

FWダビド・ビジャのゴールをアシストしたFW古橋亨梧(左)

[9.28 J1第27節 川崎F1-2神戸 等々力]

 電光石火のカウンターが炸裂した。ヴィッセル神戸は前半44分、自陣でこぼれ球を拾ったFWダビド・ビジャがドリブルで持ち上がり、右サイドに流れるFW古橋亨梧にスルーパス。古橋はドリブルで中に切れ込み、左足のシュートフェイントから内側を駆け上がってきたビジャにラストパスを通し、ビジャが左足ダイレクトでニアサイドを破った。

 自陣から2トップで完結した流れるようなカウンターアタック。古橋は「自分はスピードがあって裏に抜けるのが特徴。思い切って飛び出した。中に運べば、パスとシュートの選択肢ができる。自分でもシュートが打てる位置に行こうと思ったし、(ビジャが)ファーサイドでフリーなのも見えていた」と冷静沈着だった。

 序盤はポゼッションで川崎Fを上回るも、なかなかシュートまで持ち込めず、我慢の時間が続いた。それでも「川崎は質が高くて、うまい選手が多い。今日みたいな展開は予想していたけど、絶対にどこかで1本チャンスが来ると思っていた」。90分を通してもシュート数は川崎Fの13本に対し、神戸は4本。少ないチャンスを確実に生かし、王者相手に勝ち切った。

(取材・文 西山紘平)
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