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昨年の経験も力に戦い抜いた山口県が愛知県に逆転勝ち!大阪府とのリベンジマッチへ!

ゲキサカ / 2019年9月29日 22時16分

 愛知県は後半7分、前日のプレミアリーグWESTで先発出場していたエース、U-16日本代表MF豊田晃大(名古屋U-18、1年)を投入する。余裕のあるボールキープからビルドアップのパスやラストパスを送る豊田を中心に愛知県は反撃。11分には豊田のパスを受けた山本が決定的な一撃を放つが、山口県はGK徳若碧都(高川学園高1年)のファインセーブで逃れる。

 山口県は25分にも右CKから連続で決定的なシュート。だが、山口県はゴール前で複数の選手が身体を投げ出してシュートを連続でブロックする。この日の山口県は、自陣ゴール前で各選手が最後まで諦めずに一歩を出すことを継続。CB田中誠太郎(高川学園高2年)は「自分たちは相手よりも上手くないから、そういうところで頑張って勝とうと話していました」と説明していたが、その姿勢が執念のシュートブロックと同点阻止に繋がった。

 山口県は3-2で迎えた後半アディショナルタイム、右SB吉田光(山口U-18、1年)がコンビネーションからポスト直撃の右足シュート。跳ね返りを繋ぎ、河野が決定機を迎えたが、愛知県もU-15日本代表GK宮本流維(名古屋U-18、1年)が執念のシュートストップで追加点を許さない。直後に愛知県はラストチャンスを作ったが、FW光本和馬(中京大中京高1年)のコースを突いた一撃を山口県GK徳若が再びビッグセーブ。1点リードを守った山口県が2年ぶりの1勝を果たした。

 山口県は昨年、初戦でV候補の大阪府から先制したものの、逆転負け。強豪相手に健闘するものの、そのスピードやテクニックを抑えきれずに負けてしまうケースが少なくない。だが、CB木村裕貴(山口U-18)、田中誠、末永、柳井と昨年の経験者4名を残す今年は、多くの時間帯でボールを握られても慌てず、ゴール前でも最後まで食らいついて強敵に勝利。松井大輔監督(西京高)も「(ボールを握られても)考えながら、声を掛けながらやっていました。(そして)最後の最後のところでみんなで身体を張ってやってくれました。選手たちが良く頑張ってくれました」と讃えていた。

 また、柳井は「去年も大阪とやって1点獲ってそこから逆転負けしている。そこから4人残っているので、(その経験で)また逆転できたのかなと思います」。昨年の経験者と河野ら力のある1年生を擁する今年の目標は上位進出だ。2回戦の対戦相手は昨年と同じ大阪府。田中誠は「去年と同じ2回戦なのでリベンジも兼ねて、またあしたに向けてモチベーションを高めて行きます。上に行ける力は今年、山口は持っていると思うので、まずリベンジしてどんどん上に勝っていきたいです」と誓った。大阪府は今年も有力なV候補だが、リベンジして自分たちが頂点に近づく。

(取材・文 吉田太郎)●第74回国民体育大会「いきいき茨城ゆめ国体」特集

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